ぐるっと流山 高校演劇20分シアターin流山Vol.4

ページ番号14562 更新日 平成25年1月9日

約250人の高校生が参加しました

  高校演劇20分シアターin流山Vol.4が新春の1月6日、流山市文化会館で開催され、延べ400人の高校演劇ファンが集いました。出演は流山おおたかの森、東葛飾、県立柏、柏中央、柏の葉、専修大学松戸、専修大学松戸付属中、野田中央、松戸国際、津田沼、成田国際、白井、船橋芝山、県立松戸高校の14校、約250人の高校生です。


野田中央高校による『Happy Xmas』

  この高校演劇20分シアターは4回目となりました。昨年の12月26日と今年の1月5日に各校の共通仕込みとリハーサルを行い、この日、本番を迎えました。この20分シアターは舞台監督、道具づくり、音響、照明操作すべて高校生が行います。今回の共通テーマは「ありがとう」。舞台では、昔懐かしいちゃぶ台のある和室セットを使って10校が上演。残り4校は舞台セットを取り払ったフリーな空間で上演しました。


野田中央高校

  まずは野田中央高校による『Happy Xmas』。男3人だけで迎えたクリスマスの場面です。3人3様の彼女とのデートを夢みた話で盛り上がります。男3人が鍋を囲みながら、一緒にいる友がいることの幸せを思い「仲間っていいな。ありがとう」。続く白井高校は20分シアター初めての参加です。作品名『As family』。母親の形見のブレスレットを無くし、そのブレスレットを拾ってくれた同級生に言葉にはならなかったけれど、心の中で「ありがとう」と伝えるあたたかな話。
 


成田国際高校

  県立柏高校はクリスマスパーティの夜の設定で作品名は『ハイテンション☆ボーイズ』共にゲームに興じていた友だちが一人二人と帰り、さびしい想いの時の母親からの誘いに救われた男子学生の話「ママ、ありがとう」。成田国際高校の作品は『ぼぼぼぼくドラえもん』。あるひきこもりの高校生はドラえもんの物まねが得意。「君は君のままでいいんだよ」というドラえもんの声での投稿に助けられたという同級生から言われた言葉「ありがとう。ドラえもん」ちょっとした事が人を元気にしてくれる話。
 


東葛飾高校

  東葛飾高校の作品は『夢か奇跡か』。友だちがクリスマスに集合。そこに病院にいるはずの友だちが現れた夢をみて、夢が覚めた時、奇跡がおこる。入院中の意識の無かった友だちの意識が戻ったことの知らせを受けて喜ぶ友情の話「友だちでいてくれてありがとう」。専修大学松戸中学の作品は『敵は桃‘S』。国同士、それぞれの国自慢でけんかしている5カ国の代表の中に悪の軍団とピーチーズが現れる話。日本、アメリカ、中国、イタリア、フランスの各国の言葉で「ありがとう」。
 


船橋芝山高校

  津田沼高校の作品は『Brother‘s』兄弟けんかをしていた兄と弟のふとしたことでの仲直りの話。「兄さん、ありがとう」。県立柏の葉高校の作品は『アリリズム。』素直にありがとうがいえない蟻が、蟻10匹いなくても「ありがとう」と言えた、ダジャレも盛り込んだちょっとシャイな蟻さんの話。船橋芝山高校の作品は『あかづきん』。幼いころに姉に呼んでもらった『あかずきん』の絵本の世界に入り込んだ話。今は亡き姉への感謝の気持ち「読んでくれてありがとう」
 


流山おおたかの森高校

 おおたかの森高校の作品は、『おとんとオカンとほとんどババア』。結婚の許しを父親に請う話で、家族模様を婆と爺役がうまく笑いを取りながら表現していました。そして「お父さん、ありがとう」。県立松戸高校の作品は『らん・RUN・ラン』。16人の高校生が舞台セットの取り払われた広い舞台を走りながらのメッセージ。「走りながら考える。走ることは生きること。何故走る。メロスありがとう。一緒に走ってくれる仲間がいる、自分のために走る。と思いっきり身体を使った表現で会場を圧倒していました。「ありがとう」


柏中央高校

  松戸国際高校の作品は星新一の『ネチラタ事件』を脚色したもので、言葉遣いがぞんざいになるネチラタ菌に感染した世界を舞台いっぱい使い、身体で表現しました。柏中央高校の作品は『犠牲者DQN』。友達から借りたノートを返しに行く過程の出来事で、人の心の中の善と悪を表現していました。専修大学松戸高校の作品は『メイクアップ!』。悪の組織に入り込んだ「人の役に立ちたい」という善の心を持った人間の「ありがとう」の言葉の持つ力をコミカルに表現しました。
 


専大松戸高校

  最後は出演者全員が舞台に上がり「キセキ」を熱唱。実行委員長の野田中央高校石原靖也さんは、「昨年のテーマはきずなでした。その時たくさんの優しさに出会いました。今年はそのことにありがとうと言いたいです」と会場の最後まで見てくださったお客様に『ありがとうございました』と元気にメッセージをおくっていました。今回の高校演劇20分シアターはJCNコアラ葛飾の2時間の特別番組として2月に放映される予定です。問い合わせは流山市文化会館04-7158-3462まで。
 


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