ぐるっと流山 かきぞめ教室

ページ番号14485 更新日 平成24年12月28日

「冬休みコドモとくべつ教室」シリーズ かきぞめ教室

書き初めをする子どもたち

  冬休みに入った小学生を対象に、生涯学習センターで、「冬休みコドモとくべつ教室」(市生涯学習センター指定管理者自主事業)と題し、そのシリーズの一つとして12月26日、「かきぞめ教室」が開催されました。この教室は、冬休みの宿題として出された書き初めを指導するもので、主催した生涯学習センターでは、講師にまちの先生として市に人材登録している伊藤きよみさんをお招きしました。


書き初め

  1学年8人ずつの募集は、申し込み開始当日に定員いっぱいとなるほどの盛況で、丁寧な指導ができればと、小学校に日ごろ出前ボランティアとして出向いている市書人協会の方も教室のお手伝いをしてくれました。教室は、午前の部は1~3年生に24人。午後の部は4~6年生に24人と2回に分けて行いました。会場となった会議室には、シートと新聞紙を敷き詰め、そこに24人の子どもたちが正座をし、先生からの丁寧な指導を受けます。宿題のテーマは4年生が「初もうで」5年生は「明けの空」、6年生は「自然の美」。墨の香りに包まれた特設会場は、まるで書人道場と化しました。
 


指導を受ける小学生

  子どもたちは、黒板に貼り出された先生のお手本を見ながら、真剣な眼差しで筆を運びました。先生は手に手を添えて、正しい筆運びを子どもたちに満遍なく指導してくださいました。6年生には「文字に立体感が出るように、小、大、小、大と全部同じ大きさで書くのではないからね」と、少し高度な技術も指導していました。書き上げた子どもに感想を聞くと「墨の香りが良かった」「もっと字を書きたくなった」など、興味を抱く機会となったようです。

 


指導を受ける小学生

 終わりに近づき、子どもたちはそれぞれ書き上げた5~6点の中から2点を先生に選んでもらい、冬休みの宿題の完成に満足していました。近頃では、学校の授業で書道はあるものの、宿題となると家で教えることができる保護者も少なくなっていること、家の中を墨で汚すなどの理由から、日常生活において書道離れはあるといいます。そんな中、冬休みの宿題に対応した今回の書道教室は、多くの子どもたちが集まりました。


書き初めをする小学生

  伊藤先生は、「文字をきれいに書き写すだけでなく、あいさつをし、正座をし、呼吸を整え、筆に集中するという、所作を学ぶ始めの一歩を学ぶ機会になってくれたら…」と、今回は墨汁の使用でしたが、所作としての書道の大切さも話していました。墨の香り漂う教室は、最後に正座した子どもたちのあいさつで終わりました。なお、人材登録と活用の制度、いわゆる「まちの先生」の登録は、地域の人材を地域で生かす制度として市生涯学習課で受け付けています。あなたの知識や経験、技能を生かしてみませんか。詳しくは市生涯学習課、電話04-7150-6106へお問い合わせください。


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