ぐるっと流山 ガラス細工教室「香り玉・お天気玉」

ページ番号14278 更新日 平成24年12月17日

「香り玉・お天気玉」づくりに挑戦

 12月15日(土曜日)、流山市生涯学習センターでガラス細工教室「冬休みコドモとくべつ教室」が行われ、15人の小学生が「香り玉・お天気玉」づくりに挑戦しました。いつもは夏休みに開催しているワークショップですが、今回は冬休みに、いわゆる「人材登録制度」を活用した「まちの先生」事業プログラムを試みました。

 


ガスバーナーを使ってガラス細工を楽しむ子どもたち

  「まちの先生」プログラムは、地域の人材を事前に自薦他薦で登録していただき、学びたい方々や事業を主催したい方々と一緒にプログラムを考えていくものです。今回の「冬休みコドモとくべつ教室」では、世界にたったひとつのマイ望遠鏡をつくって冬の星空を見たり、ガスバーナーを使ってガラス細工を楽しんだり、お正月に向かって、こっそり書き初めの練習をしたりという企画です。


ガスバーナーを使ったガラス細工つくり

  初日となった15日に、ガラス細工の香り玉・お天気玉づくりにチャレンジしたのは、ガスバーナーを使うことから小学校4年生以上の児童。その指導に当たったのは、生涯学習センター4階にある教育企画室の神代先生。そして、東深井中理科部の中学生や南部中理科部を卒業した大学生らがお手伝いしてくれました。


大学生らもお手伝い

  7日に大きな地震があったばかりでしたが、教室は、立ち作業、ガスバーナーを使用、熱したガラスがあることなどから、始める前に入念な注意や手順説明が行われました。外径9ミリ、厚さ1ミリ、長さ150ミリのガラス管の片方を炎で熱し、溶かしてテコを使って閉じます。急に熱してガラスが割れる危険も考えられることから全員安全メガネをかけて作業します。


楽しくガラス細工を作る参加者の子どもたち

  加熱して溶けたら、炎の外で1円玉の直径程度まで、反対側からストローに息を吹き込んで膨らませます。冷めたところで、15ミリくらいにカットして、色や香りの好みのシリカゲルをガラスの球になった部分に入れれば「香り玉」の出来上がりです。子どもたちは、金銀のモールや緑色のフェルト地を付けて、クリスマスの飾りに仕上げていました。


ガスバーナーを使ってガラス細工づくりに挑戦

  一方、コバルトフリー青色シリカゲル(ネオブルー)をこぼさないように注意して球の部分に入れれば「お天気玉」の完成です。塩化コバルトを含まないこの物質は、普段は青いままですが、湿気が多くなると水分に反応してピンクに変わることから、乾燥剤の湿気センサーとして使用されているそうです。子どもたちには、工作を楽しみながら科学の不思議も学べる楽しい教室となったようです。

 


完成した作品

  流山市生涯学習センターでは2年前から6月の第2土曜・日曜に、子どもたちに科学の不思議さや素晴らしさを知ってもらうことを目指す「青少年のための科学の祭典」を開催しています。センターのホールや講座室で科学工作や実験を楽しんでいただくイベントで、難しく感じがちな科学を身近に感じられると子どもにも大人にも人気です。来年は6月8日、9日に計画しています。お楽しみに!


このページに関するお問い合わせ

ぐるっと流山に関するお問い合わせは、担当課のページからお問い合わせください。
担当課のページ