ぐるっと流山　森のフェスティバル（第34回市民まつり）

森のフェスティバル（第34回市民まつり）　地域随一の秋祭り

　10月28日（土曜日）、市総合運動公園で森のフェスティバル（第34回市民まつり）が開催されました。当日はあいにく雨となってしまいましたが、立谷相馬市長と泉谷しげるの復興支援トークや人気店の食事が気軽に楽しめる「森のグルメレストラン」、姉妹友好都市の特産品などが並ぶ青空市、そして午後には泉谷しげるさんら有名アーティストによるライブなど盛りだくさんの内容で、訪れた皆さんは地域随一の秋祭りを楽しんだ様子でした。

　立谷相馬市長と泉谷しげるの復興支援トークでは、立谷相馬市長が「流山には震災の時に、職員が支援に来てくれて色々と力を貸してもらえました。今、相馬市では備蓄用の防災倉庫を建築していますが、備蓄品は相馬だけでなく、流山で何かあった時にもすぐ送ります」とおっしゃると、泉谷さんは「本当に送るんだな」と立谷相馬市長にせまるなど、愛のある毒舌を混ぜながらトークを盛り上げてくださいました。立谷相馬市長は、司会の小倉淳さん（元・日本テレビアナウンサー）に「最後に伝えたいことはありますか」と聞かれると、「復興した相馬を、ぜひ見にきてください」と力強くおっしゃいました。

　昨年も大好評だった森のグルメレストランは、悪天候の影響で、急遽、木の間にブルーシートを張り、屋根付きのスペースも作りました。雨の影響がありながらも11時前には売り切れのメニューが出るお店もあるほど盛況でした。
　市内にお住まいの橋本貞子さんと埼玉からお越しの紙谷美枝子さん、桜子さんは「3人で全店のメニューを分け合って食べました。どれもとてもおいしかったですが、ブラッセリーしんかわの『金目鯛の炙りをのせたオリーブライス』や文菜華の『マンゴープリン』、かんざの『和牛霜降り肉の西京焼き』がおいしかったです。温かいものがすぐ食べられていいですね」と話してくださいました。

　メインステージの横では、公園にある樹木を利用して「ツリークライミング」が行われました。普段登ることができない高い部分まで行けるとあって、子どもたちには人気がありました。
　一緒に登った4人の中で一番早く登り終わった、流山北小2年の根本結衣さんは「木に登るのは楽しかったです。上から見た景色は怖かったけど、普段と違う景色を見ることができて面白かったです」と話してくれました。

　新川小2年の稲葉美月さんは「楽しかったです。登るのはちょっと難しくて、ちょっと怖かったです」、江戸川台小2年の籾山遼太さんは「普段は木登りをしないけど面白かったです。でも下を見たら怖かった」、流山北小2年の横山航大さんは「面白かったです。慣れると意外と簡単に登れました。上まで登ったら枝ばかりでした」と感想をそれぞれ話してくれました。登り終わった4人は「修了証」をもらってにっこり。そしてインストラクターのお兄さんには「また流山に来る？」と聞き、木登りの楽しさに魅せられたようでした。

　今回のメインイベントのひとつである「森と泉谷と7人の大人たちLIVE」では泉谷しげるを始め、テレビ番組「あいのり」の主題歌で知られる川島あい、人気漫画家の浦沢直樹、吉田聡、紅白歌合戦にも出場した中村中、そして漫画家と編集者で構成されたバンド「ストラト☆ダンサーズ」によるパフォーマンスが披露されました。会場では泉谷しげるが登場すると大盛り上がり。浦沢直樹、吉田聡との掛け合いは音楽だけでなく、トークでも相性ピッタリでした。

　 川島あいさんが登場すると会場の雰囲気は一変。皆さん透き通る歌声に聴き入ります。「ストラト☆ダンサーズ」は今回唯一のバンドスタイル。ロックで会場を再度盛り上げてくれました。中村中が登場すると、力強い歌声に会場は圧倒されました。また、それぞれのアーティストが歌うだけでなく、中村中×浦沢直樹で映画「20世紀少年」の劇中歌を披露するなど、ここでしか見られないコラボレーションとステージを味わいました。
　最後は泉谷しげるが再登場し「春夏秋冬」などを披露。全25曲、終了時間を1時間以上超える大サービスのライブは大盛り上がりのうちに終わりました。

　今回は、市民まつりの公式キャラクターの投票も行われました。応募総数37点の中から市民まつり実行委員会によって選ばれた、最終候補3作品の決選投票です。皆さんの投票によって選ばれたのは、左のキャラクターです。まだ生まれたばかりで名前はありませんが、今後、きっと市民まつりを盛り上げてくれると期待が高まります。