ぐるっと流山 これでいいのだ!Harvestival

ページ番号13271 更新日 平成24年10月22日

知力を刺激するイベント「Harvestival(ハーベスティバル)」

大勢の人で賑わう

10月20日、子どもたちの知力をテーマとしたイベント「Harvestival(ハーベスティバル)」が、流山おおたかの森駅前南口都市広場で行われました。教えられるだけの知識とは違った、自ら考え、結論を出す力、いわゆる「地頭力」を育てる5つのブースから好きなものを体験でき、お子さんと一緒に頭をしぼる大人たちの姿がそこかしこに見られました。


専門学校生が講師役

「Harvestival(ハーベスティバル)」とは、知力の種をこの10月の収穫時期に実らせてほしいという願いを込められた「Harvest(収穫)」と「festival(お祭り)」を合わせた造語。企業や学校などが行う各ブースは、ファッションや住宅設計、為替など、それぞれが専門とする分野の内容を、子ども向けに分かりやすくしつつも思考を促すように工夫されています。子どもたちは受け付けでイベント専用の名札を受け取ると、首にかけて体験するブースを目指します。


お母さんとTシャツづくり

無地のTシャツを自分流にアレンジしてミニファッションショーまで行うブースでは、現役の服飾専門学校生が講師役。デザインを決めるのは子どもたちの自由で、用意されたTシャツに、フェルトやスパンコール、ラインストーンなどを子どもたちの感性のおもむくままにボンドで貼り付けていきます。講師の専門学校生たちはフェルトの切り抜きやボンドの貼り付けなど作業の補助をしながら、子どもたちの創造力を喚起するお手伝いに徹していました。


階段でファッションショー

小1時間ほどでTシャツは完成。ハートや星形など用意された型だけでなく、自分で好きなようにフェルトを切り抜き、ゲームのキャラクターや流れる星の軌跡を表現したり、またスパンコールで裾や袖にラインを入れたりと、無地だったTシャツが、それぞれの個性が表現された世界にひとつだけのオリジナルTシャツになりました。できあがったばかりのTシャツをさっそうと身にまとい、子どもたちは大階段でのファッションショーにモデルとして登場。お母さんに勧められて参加した亀田桃花ちゃん(5歳)は照れ臭そうにしながらも階段上でポーズを決め、その可愛らしい姿に会場からは歓声が上がりました。


ミクロの世界見えるかな

「細胞まで見える!」実際に仕事で使われている顕微鏡を使って野菜や果物、キノコなどを観察してみるブースでは、簡単な説明を受けた後、子どもたちは自分でピントを合わせてミクロの世界を体験します。普段見ている身の回りにあるものばかりなのに、顕微鏡で見るそれはまったく別世界。細胞まで見えてしまう不思議なミクロの世界に興味をかきたてられ、次々とタマネギやオレンジ、セミの抜け殻など台に移し替えては、日常のなかに潜む世界を楽しみました。


ミニチュアだけどつくりはリアル

学校への出前講座もしている、ペーパークラフトで家づくりを体験できるブースでは、家の間取りなどから、なぜこの形になっているのかを親子で考えながら組み立てていく内容です。ペーパークラフトは4人家族向けで2階建て。屋根と2階部分は取り外せる作りとなっています。4面の屋根に取り付けられたソーラーパネルは3面分しかなく、そこから太陽の軌道と家の設置向きを、窓の位置からは風の通り道などを考えます。家という生きる基本の「住む」場所の工夫を改めて知ることで、普段何気なく見過ごしてしまっているものにも、いろんな秘密や工夫があることに気付かせてくれます。


不思議な動きが魅力のスリンキー

サイコロを使って為替レートを設定して、お菓子をどれだけ買えるかに挑戦するゲームのブースの担当者は「日本に住んでいるとあまり意識しないが、世界にはいろいろな通貨があってしかも価値が変動することを子どもたちが少しでも感じ取れれば。世界に羽ばたく人材が育つきっかけになればうれしいですね」と企画の意図を語っています。そのほか、自分の人生をシミュレーションしてみるブースや宇宙実験にも使われたおもちゃスリンキーの広場など、子どもたちにはアタマとカラダをめいっぱい使って楽しめるイベントだったようです。


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