ぐるっと流山 「球世主!!」展

ページ番号13055 更新日 平成24年10月15日

「球世主!!」展、大人気開催中!

「球世主!!」展

流山市生涯学習センターで10月13日土曜日から始まった「球世主!!」展が人気です。ことし2月7日発売号の漫画アクション(双葉社)で「球世主!!」の連載が始まり、7月28日に単行本第1巻が発刊されたことを受けて行われたものです。「球世主!!」(画・はたのさとし)の原作者は眞島浩一さんと青木健生さんの合作で、ましま蒼樹というペンネームで書いていますが、青木さんが流山市民であることから実現した企画展です。


「球世主!!」

「球世主!!」展は、「地域密着野球漫画第1巻発刊記念企画」と銘打って開催しているように、漫画に登場する野球チームの名は「流山イエローチックス」。球場は江戸川沿いの流山スタジアム。トレーニングに江戸川台東商店街を走っていると、選手たちに「がんばれよ」と実在の商店主が声を掛け、チームのスポンサーも流山の実在の企業名やお店の名がずらり登場しています。青木さんに、単行本へサインをという来場者が多いことから、14日には、パソコンを小ギャラリーに持ち込んで、原作のお仕事をされながら対応されていました。


チームマスコット「ヒヨ夫」

フィクションでありながら、「チームに流山ってつくとほっとけねーしな…」という漫画のセリフにあるように、リアルな流山の市民にとっては共感できる部分も多く、地元企業や行きつけのお店、見慣れた風景が漫画に描かれていればなおさら愛着と興味が湧いてきます。そこで、「球世主!!」を応援しよう!と漫画のシーンやリアルな流山の様子をパネル展示し、二次元の漫画の世界に描かれたチームマスコットやユニフォームを展示用に3D化し制作して、「球世主!!」をギャラリーに再現させようという企画が始まりました。

 


オリジナル和菓子「ヒヨ夫」

元々、年間計画になかった企画ですので予算も人手もありませんが、ツイッターやフェイスブックで、漫画に登場する野球チームのチームマスコットで、ヒヨコを模った「ヒヨ夫」という着ぐるみを廃材利用で手づくりしている様子を紹介。これを見た漫画に描かれたお店の方々や趣旨に賛同くださった方々から協力の申し出が寄せられ、展示会期間中、会場となる流山市生涯学習センターに軽食喫茶「グッティ」だけで食べられるオリジナル和菓子「ヒヨ夫」なども出版社の許可を得て開発されました。


人工芝が敷かれた展示室

会場となっている小ギャラリーには、「流山イエローチックス」のスタジアムらしい雰囲気にしようと、企画を聞いた方からご寄贈いただいた人工芝が敷かれ、ベンチやグローブ、ベースなどを置いています。また、チームマスコット・ヒヨ夫・ヒヨ美の形のアートバルーンをつくってご寄贈くださる方など多くの方々にお力添えをいただいています。特に、漫画に登場したお店を中心にポスターを貼ってくださっている商店街のご協力などは、日頃、広報活動に苦慮している流山市生涯学習センターにとって力強い限りです。


「球世主!!」展

「球世主!!」展が始まって最初の週末となった13日・14日には、報道各社をはじめ、流山市観光協会の坂巻会長をはじめ流山市ふるさと産品協会の志賀会長、井崎市長、そして、江戸川台の各商店にポスターを配ってくださった居酒屋「あ・う・ん」の山崎さんら関係者が多数駆け付けてくださいました。主催した流山市生涯学習センター指定管理者アクティオ株式会社では、市の商工課やマーケティング課と連携を密にして、第2巻、第3巻が発刊された際にも流山の活性化の一助となれるよう続けて企画していきたいと語っていました。


「ヒヨ夫」という着ぐるみを制作しているようす

「球世主!!」の漫画家のはたのさんは大阪在住ですが、原作者の青木さんは流山にお住まいで東葛高校を経て明治大学に進み、現在、ご家族と一緒に南流山を生活拠点にご活躍。お連れ合いが「ながれやま子育てコミュニティなこっこ」で活動されていらっしゃることもあり、ことし2月20日発売の単行本「パパ一年生」(かんき出版)の漫画部分(画・幸田廣信)のシナリオも担当されたイクメンです。展示会場には、チームマスコット・ヒヨ夫の手づくり着ぐるみをはじめ、市役所野球部の職員から寄贈されたユニフォームをチームカラーの黄色に染めた流山イエローチックスのユニフォームなども展示され、記念写真を撮るご家族連れなどで賑わっています。

 


ご協力いただいている商店街の皆さん

流山市では、映画やテレビドラマ、CMなどの撮影を市内に誘致するフィルムコミッションに力を入れていますが、漫画の舞台に流山があるのは、1977年~1980年、「週刊少年ジャンプ」(集英社)に連載された当時、流山にお住まいだった江口寿史さんの「すすめ!!パイレーツ」以来ではないでしょうか。青木さん原作の漫画「鉄板少女アカネ!!」はドラマ化され2006年10月15日から12月10日までTBS系で毎週日曜21時に放送されていたこともあり、「球世主!!」が流山を舞台にドラマ化されればと期待が膨らみます。


流山が生んだ漫才コンビ・コンパスが青木さんにインタビュー

これまで千葉日報や読売新聞、そして広報ながれやま10月11日号4面「おとなりさん」などで紹介されたのをはじめ、オープン前日の10月12日金曜日には、展示会場とスタジオを生中継で結びJCNコアラ葛飾のデイリーニュースで、流山が生んだ漫才コンビ・コンパスが青木さんにインタビューをする企画が放送されるなど話題になっています。「球世主!!」展は、10月27日土曜日までの毎日10時から17時までで、17日は第3水曜日で休館となります。入場無料。貴重な原画やシナリオ、コマ割りなどをラフに描いたネームなどが展示されています。ぜひ、ご覧ください。


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