ぐるっと流山　笑って健康！お笑い大行進23敬老の日スペシャル

笑って健康！敬老の日スペシャル切り絵師の柳家松太郎師匠が初登場

9月9日日曜日、敬老の日を前に流山市生涯学習センターで「笑って健康！お笑い大行進23敬老の日スペシャル」が行われ、多くの漫才ファンが残暑の中、足を運んでくださいました。「笑いと健康学会」（澤田隆治会長）と、「漫才協会」（青空球児会長）の全面的な協力をいただき、健康都市宣言の街・流山から笑って健康を！と続けられているもので、23回目の定期公演となりました。この日の模様はJCNコアラ葛飾の「デイリーニュース」で放送される予定です。

トップバッターは、地元ネタ満載！流山で育った流山漫才コンパス。昨年の漫才新人大賞受賞コンビです。コンパスは、流山の西本さんと、富山の中島さんのコンビで、富山のテレビ局でレギュラーを持つ2人は「これが食べられなかったら髪を切ります」と宣言して食べ歩きのレポーターをされて、宣言通り髪を切ったそうで、最初は金髪のかつらを被っての登場で、短髪の髪形をネタに笑いを振り撒きました。

続いての登場は、魅惑のギター漫談ペペ桜井さんです。柏にお住まいのペペさんは、目の覚めるようなオレンジ色のスーツにギターを持って登場し、「里の秋」や「荒城の月」、「故郷」などを会場と一緒に合唱。刑務所への慰問公演をネタに会場を笑いで包みます。会場となった流山市生涯学習センターのギャラリー等で開催されていた子どもたちの夏休みの自由研究作品などを見学した後に立ち寄った井崎市長も一緒に客席で合唱していました。

第1部のトリは、理屈抜きで楽しめる立体漫才ホームランのおふたり。コンビ結成30周年のホームランですが、あした順子・ひろし師匠は、その倍の経歴であることなどを披露しながら、テレビショッピングのネタやカラオケ番組のネタで、相方をドツキながら会場を沸かせました。今回も司会は、笑いと健康学会の澤田隆治会長です。漫才に笑いの歴史などの解説を加えながらステージを進めていきます。

休憩前にお笑いヨガの体験を交えて、第2部は、今年度の漫才新人大賞コンビ「カントリーズ」。コンビ結成の裏話をネタに、「新人賞を取ってもだれも私たちを知らないのでは…」と自己紹介をしながら、「太っているけど相撲取りではありません」と客席を笑わせながらテンポのよいツッコミとボケで目まぐるしく話が展開。体格の差をうまく生かしながら笑いを生みだしていきます。

初登場は、ハサミひとつでも何でも飛び出す切り絵師の柳家松太郎師匠。ケーブルテレビのJCNグループで千葉県内の駅周辺を散策する人気番組「駅からマップ」のリポーターとしても県内ではお馴染みの方です。縁起ものの大黒様をはじめ客席からのリクエストに答えて「競走馬」や「おおたか」などを軽妙な話にのせながら短時間に切っては、作品を客席にプレゼントしていきます。

テンポのいいブリッジリズム漫才の東京丸・京平は、ことしコンビ結成40周年。これを記念してCDも出されたそうです。柏在住と、松戸在住のコンビは「ご近所なので…」と、ベテランでありながら、いつも楽屋入りは一番早い真面目なコンビです。姪の生後半年になる赤ちゃんを預かる話から、友情の話へと発展して、最後は預かる謝礼金のオチへと、話が進んだり、戻ったりしながら会場を盛り上げていきます。

この日、大トリをとったのは、歌って笑って夫婦漫才の新山ひでや・やすこのおふたり。だれもが思い当たる夫婦喧嘩をそのまま身近なネタにして笑わせます。今回は、カラオケ大会をネタにしたホームラン、会場と一緒に歌うペペ桜井さんと歌が多いステージでした。新山夫婦漫才のエンディングは、楽屋に残っていた出演者が私服に着替えて再登場。不景気を吹き飛ばそうと言う「景気音頭」を合唱して幕となりました。

次回の、「笑って健康！お笑い大行進24」は、10月10日（水）13時30分から「体育の日スペシャル」と銘打って体を張って笑いを取る芸風のチャンバラコント「サムライ日本」をはじめ、懐かしい大衆活劇「ザ・風林火山」、ベジタブルミュージシャン「はたのぼる」、流山初登場「カオポイント」、米奇術の殿堂マジックキャッスルにも出演した「ケン正木」、洗練されたおしゃべりの「春風こうた・ふくた」、ハイテンション女性漫才コンビ「すず風にゃん子・金魚」、漫才界の元気印「けいいち・けいじ」の8組が出演します。お問い合わせは、流山市生涯学習センター04－7150－7474まで。