ぐるっと流山 「銀河鉄道」流山公演の通し稽古が始まる

ページ番号19783 更新日 平成26年1月9日

「銀河鉄道」流山公演の通し稽古

   流山市生涯学習センターが小池博史ブリッジプロジェクトと共同制作する「銀河鉄道」の本格的な稽古が1月8日(水曜日)から同センターの多目的ホールで始まりました。この作品は、1月25日(土曜日)に行われる流山市での世界初演を皮切りにツアー公演が予定されている意欲作です。8日夜には、重要無形文化財保持者の観世流緑泉会代表・津村禮次郎氏や、いま日本で最も注目を集める若手パフォーマーの一人である小尻健太氏、白井さち子氏、南波冴氏、松尾望氏、石原夏実氏、谷口界氏らがそろって通し稽古が行われました。


多様性に満ちた世界を表現

   音楽は、太鼓奏者としてWカップ決勝でのソロ演奏やスティービーワンダーのツアーなどでも有名なヒダノ修一氏と、日本のフュージョン界をリードしたカーティス・クリーク・バンドで活躍し、 TV 「北の国から」「探偵物語」等のテーマ演奏も手がけるハーモニカ奏者の八木のぶお氏。おふたりが舞台前で生演奏、個性がぶつかり合うエネルギッシュなパフォーマーの稽古にも自然と熱が入ります。バックボーンが異なるパフォーマーが多様性に満ちた世界を表現していきます。


熱気で包まれる会場

   作品は、東北の詩人・宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をモチーフに、今を語る物語です。能楽もバレエも演劇もコンテもありの幻惑世界に、パーカッションとハーモニカの生演奏。美術も衣装も紙という新たな試みも。この冬一番の寒波が覆った8日の通し稽古では、出演者は汗びっしょり、会場は熱気で包まれていました。今作は、小池博史meets宮沢賢治シリーズの 昨年の第一弾「注文の多い料理店」に続く2作目。前作も流山で初演され、昨年秋にアジアツアーも行われました。


紙でつくられた衣装を初めて着用しての通し稽古

   この日は、紙でつくられた衣装を初めて着用しての通し稽古。白い紙の衣装や舞台美術がさまざまな世界を想起させます。舞台美術は、トラフ建築設計事務所、衣装は浜井弘治氏とあらゆるジャンルのスペシャリストが集結した舞台に、通し稽古の見学に訪れた新聞社の記者の方も「稽古でこの迫力、本公演が楽しみ。映像やCGではなく人間のからだが宇宙を感じさせる。」と絶賛されていました。公演は流山市文化会館、稽古は流山市生涯学習センターと会場が異なることから当日は「照明」が仕込まれていませんでしたが、この生演奏や舞台に照明が加わるとどのような空間が生まれるのか期待が高まります。


通し稽古が始まる

   今回の「銀河鉄道」公演に先立ち、昨年7月28日(日曜日)には、流山市生涯学習センターで公募による市民の「銀河鉄道ワークショップ」が行われ、舞台は初めてというような人々が小池博史の指導で舞台に立ち、作品を演じました。また、 11月10日(日曜日)には、神田の廃墟ビルで開催された「トランスアートトーキョー2013」に流山市生涯学習センターとして参加し、「銀河鉄道」について語るトークイベントを開催しました。さらに上野駅では「銀河鉄道イメージ写真展」が行われ、昨年末にはTX沿線全駅に「銀河鉄道」流山公演のポスターが張り出されるなど時間をかけて盛り上げてきました。


幻惑世界を表現する出演者

   沖縄や金沢、仙台などの公演に先立ち初演となる流山公演は、1月25日(土曜日)14時から流山市文化会館で開催されます。公演終了後には、小池博史氏ら舞台関係者らによるアフタートークイベントも予定されています。チケットは、全席指定で前売り一般3,000円(当日一般3,500円)、音楽や演劇、美術など舞台芸術を学ぶ若い皆さんにはぜひご覧いただきたいという主催者の意向から高校生以下は前売り・当日とも500円となっています。お問い合わせは、流山市生涯学習センター04-7150-7474へ。


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