ぐるっと流山 女の子が「はたらく」を考える起業体験「PLAYHOUSE」

ページ番号19834 更新日 平成26年1月15日

起業体験

 昨年の12 月27 日と28 日の2 日間、女の子が「はたらく」を考えるための起業体験プログラム「PLAYHOUSE」が開催され、江戸川台小学校に通う9人の子どもたちが参加しました。「PLAYHOUSE」では、会社設立から事業計画書の作成、資金調達、仕入れ、製造、販売、決算までの会社経営の一連の流れを疑似体験します。プログラムの開始にあたって販売商品にクッキーを選んだ子どもたちは、4社設立し、それぞれ「イチゴ会社」「スイーツの森のクッキー屋さん」などお菓子屋さんを連想させる可愛らしい名前を付けました。


銀行員の方の貸出し審査に真剣に取り組む子どもたち
銀行員の方の貸出し審査に真剣に取り組む子どもたち

 次に子どもたちは、販売商品の選定やマーケティング戦略立案を踏まえ、事業計画作成を行います。そして、その作成した事業計画書を保有し、模擬銀行に資本金の借入れ申請に赴きます。続いて銀行で調達した資金を元に、子どもたちは原材料、包装品や広告枠を購入し、実際に商品を製作します。原材料となるクッキーや焼き菓子は、江戸川台にある「マロン洋菓子店」の協力を得て、マロンさんで販売しているお菓子を使わせていただきました。お菓子の包装は、毛糸やフェルトを上手くつかって、お客さんに喜んでもらえるような製品を製作しようと奮闘しました。


運がいい朝市で実際に販売

 そしていよいよ、2日目は前日に製作した商品を実際に販売します。運河水辺公園で行われる「うんがいい!朝市」へ出店し、地域の出店者に混ざって販売しました。「いらっしゃいませ!」の呼び声に、朝市のお客さんたちは「元気ね」「かわいらしい売り子さんたちね」と、商品は瞬く間に売り切れてしまいました。最後に子どもたちはその販売収益を踏まえ、今回の事業収支を計算し、利益分配を行いました。


多くの感想が寄せられました

 参加した子どもたちからは「銀行の人にお金を借りるところが難しかった」「お客様に商品を買ってもらえて嬉しかった」と、保護者の方からは「会社や社会の仕組みに触れる機会になった」「物を売ることによって、他者のリアクションや考えを想像する力が身についた。」などと感想が寄せられました。プログラムは一見難解に見えるものの、子どもたちは興味を持って、意欲的に取り組みました。


PLAYHOUSEのみなさん

 このプログラムを主催する「PLAYHOUSE」は“キャリアもプライベートも充実させ、自由で品格のある女性の育成輩出”を理念とし、3人の現役女子大生により平成25年10月に発足しました。発足人の一人である大西菜月さん(こうのす台)は、「『PLAYHOUSE』は女性のはたらく在り方の選択肢のひとつとして「起業」を知り、「経営」及び「社会の仕組み」を身近に感じることで、女性たちのライフスタイルを豊かにしたいという想いに始まりました。このような試みは、世の中的な注目度も高く、女性の活用や起業支援に通じる取り組みでもあります」と話します。メンバー自身が女性起業家である「PLAYHOUSE」による今後のプログラム動向に注目です。


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