ぐるっと流山 一茶双樹俳句交流大会

ページ番号19407 更新日 平成25年11月26日

庭園の紅葉が見ごろを迎えた一茶双樹記念館

   11月24日(日曜日)、澄み切った秋空のもと、庭園の紅葉が一番の見頃となった一茶双樹記念館で、「第4回一茶双樹俳句交流大会」表彰式が開催され、入賞者の方々とそのご家族、関係者の皆さんなど、約170人の方々が集まりました。「一茶双樹俳句交流大会」は、一茶双樹記念館の秋の恒例イベント「一茶双樹まつり」の行事の一つとして実施されたもので、今年で4回目となります。7月から作品募集を開始、一般・小学生・中学生の各部合わせて3,300句もの応募がありました。これら全応募作品は、10月22日(火曜日)から11月4日(祝日)に開催された「第9回一茶双樹まつり」の期間中、一茶双樹記念館に展示され、来館者の人気投票により、計81点の入賞作品が選定されました。


「第4回一茶双樹俳句交流大会」表彰式

   また過去3回と同様に、今大会には、流山市内を中心とする関係団体・企業などから多くの協賛を頂き、多彩な副賞賞品を提供していただきました。小学校の部は流山小学校5年・米今裕希さんの作品「奥入瀬の緑すいこむ深呼吸」、中学校の部は八木中学校1年・飯田果穂さんの作品「稲妻が空から落ちた一直線」がそれぞれ最優秀賞を受賞、賞状および協賛者からの副賞賞品が贈呈されました。副賞賞品には、ともに、地元の老舗・京料理かねきより一茶弁当お食事券が贈られました。子どもたちにこそ本物の味を体験して欲しいとのお考えから、毎回ご提供をいただいているものです。


賞状と賞品が贈呈されました

   今回は「中学生の部」に、埼玉県川越市立福原中学校から144句の作品の応募をいただき、7人の生徒が入賞しました。遠方から多数の素晴らしい作品を応募いただいた川越市立福原中学校には、特別賞が授与され、合わせて副賞賞品として、一茶双樹記念館から、流山の歴史・文化関係の書籍が贈呈されました。続いて一般の部の最優秀賞は、流山市の芝野好成さんの作品「父の日に天地無用の荷が届き」が受賞され、芝野さんへの副賞には、地元の老舗である割烹柳家のお食事券が贈られました。芝野さんは一茶双樹記念館の近くにお住まいで、ご夫婦揃って俳句に親しまれ、この大会では毎回連続して入賞されているベテランです。


流山俳句協会会長の北川さんからのあいさつ

   入賞作品の発表後、流山俳句協会会長・北川昭久さんよりお話をいただきました。北川さんは、流山に息づく俳句の文化について、俳句に親しむ意味について、会場の多くの子どもたちに向けて語りかけられたあと、作品の講評をいただきました。入賞者やご家族の中には、一茶双樹記念館を初めて訪れた方も多かったようで、作品の展示パネルの前で、また庭園で、記念撮影をする姿もたくさん見られました。子どもたちにとって、一茶と双樹ゆかりの地でのこの体験が、俳句や文学、あるいは郷土の歴史・文化にさらに興味を深めるきっかけとなると感じられた一日でした。なお、入賞作品は、12月初旬から新年1月中旬頃まで、流鉄流山線の全車両に掲示する予定です。小林一茶が愛した流山に走る俳句電車をどうぞお楽しみに。お問い合わせは一茶双樹記念館電話04-7150-5750へ。


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