ぐるっと流山 初秋のジャズライブ

ページ番号18737 更新日 平成25年10月11日

花岡詠二さんら招き宮園JAZZ楽会の初秋ライブ

多くのジャズファンが詰めかけた会場

 10月6日(日曜日)の昼下がり、宮園自治会館で宮園JAZZ楽会の「初秋のジャズライブ」が開催されました。プロの出演者の折衝から会場設営まで、すべて手づくりのライブも回を重ねるごとに人気を集め18回目。今回はわが国のクラリネットの第一人者である花岡詠二さん、バンジョー奏者として海外でも高く評価されている地元・流山出身の青木研さんをメインゲストに、ベースの小林真人さんとヴァイブラフォンの武田将さんを迎える豪華な顔ぶれとあって、早くから申し込みが殺到し、この日は、100人を超すジャズファンが詰め掛けました。


オープニング

 オープニングは、明るく軽快なリズムに乗った花岡さんらしい演奏です。場内からは早くも手拍子が沸き起こりました。続いて、1921年に製作されたというソプラノサックスも使って、スタンダードナンバーからポピュラーまで懐かしいお馴染みの曲を次々と披露してくれました。古典落語にも造詣が深い花岡さんは話術も巧みで、曲と曲との合間には軽妙洒脱なジョークを連発。そのたびに会場内は爆笑の渦が広がります。第1部の終了間際には、若手女性のクラリネット奏者として将来を嘱望されている幸野あかねさんが飛び入りで加わって、花岡さんのソプラノサックスと共演、場内の熱気はさらに高まりました。


クラリネット奏者も飛び入り参加

 第2部では、花岡さんが心酔しているベニーグッドマンのスイングする名曲を演奏。その後は、シャンソンなどしっとりとしたムード曲に一変します。そして、今度はピアノで多彩な芸達者振りを発揮し、だれもが弾み出しそうな明るいテンポの曲を演奏するなど緩急自在。まさに「花岡ワールド」は佳境に入っていきます。


バンジョー奏者の青木さんも参加

 さらに、場内の雰囲気を盛り上げたのが、今年ハンガリーで開催されたジャズフェスティバルに、ソリストとして招聘された青木さん。4本弦のバンジョーを巧みに操る華麗なテクニックに、場内はすっかり魅入られてしまいました。フィナーレは、デキシージャズのリズムに乗った行進です。花岡さんと青木さんを先頭に、参加者はスタッフの用意した帽子を被り、ビニール傘を揺らしながら場内を何回か行進。ジャズプロとの交流を楽しんでいました。


デキシージャズのリズムに乗った行進

 準備を進められた役員の皆さんは、「宮園地区も高齢化が進み、高齢化率は約37%と、流山市全体の22%をはるかに超えています。高齢化とともに、億劫になるのが外出で、これまで出掛けるのが苦にならなかった演奏会などへも、会場が遠くてはつい諦めてしまいがち。せめて、下駄履き感覚で、つまり自宅から歩いていけるところで、ジャズなどの生演奏を楽しむことが出来ないかと、取り組んできたのが宮園JAZZ楽会です。」と説明してくださいました。これまでご協力をいただいた演奏者の方々は50人を越えていらっしゃるそうです。


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