ぐるっと流山 高校生が舞台技術を学ぶ舞台ワークショップ

ページ番号18128 更新日 平成25年8月23日

舞台のスキルを学ぶワークショップ

   高校生が舞台技術を学ぶ舞台ワークショップが流山市文化会館の主催で行われ、3日間で延150人の高校生がプロのホールスタッフから舞台のスキルを学びました。今回が3回目となった舞台ワークショップは、昨年に引き続き、8月10日、19日20日の3日間の日程で行われました。演劇活動をしている高校生に、舞台の装置やその操作方法、音響の効果的な作り方や操作、照明機器の操作や灯りの作り方など、舞台に必要な技術を学んでもらい、舞台の魅力に触れ、親しんでもらうねらいで、千葉県高校演劇専門部会第一地区と流山市文化会館の協働で実施しています。


3日間で延べ150人の高校生が参加しました

  今回の参加校は流山高校、流山おおたかの森高校、東葛飾高校、県立柏高校、柏中央高校、柏の葉高校、野田中央高校の7校。参加した高校生は1、2年生約60名で、そのうち3分の2が1年生というワークショップ参加が初めてという人がほとんどでした。


舞台装置作りに挑戦

  ワークショップ初日の10日は、まず担当班が「舞台」「照明」「音響」「演技」の4つの班に分かれスタート。舞台担当は、舞台監督の役割をビデオを見ながら学び、また実践では金づちを持って、ホールスタッフの山本さんの指導のもと舞台装置作りに挑戦しました。参加した高校生からは「人形たて作りもパネルを作るのもとても楽しかった。効果的な舞台の使い方を学び、秋の大会に役立てたい。」との感想がありました。


舞台での立ち稽古

  2日目の19日には、初日に渡されていたシナリオを基に、照明プランや音響プラン作りを仕上げます。演技班は舞台での立ち稽古に励みました。照明班はホールスタッフの高野さんから調光操作卓の操作やサスの調整など、具体的に教えてもらい、なかなか体験できないサスの位置調整を体験できたことがよかったようでした。また、ホリゾント幕に雪やクモなどを使って舞台を盛り上げる効果的な演出方法についても学んでいました。


音響卓の操作

  今回の舞台発表用のシナリオは、宮沢賢治原作で山田容弘脚本の「ひかりの素足」深澤直樹脚本「ビーナと愛」、新井早苗脚本の「双子の星」の3本でした。昨年は共通のシナリオ「泣いたあかおに」でしたが、今年は全く違った脚本を準備し、3チームに分かれ発表となりました。Aチームは音楽を効果的に使い、舞台を盛り上げていきます。カーテンが下がるときには、目をうるませている来場者もありました。音響卓の操作を教えてくれたのは、ホールスタッフの高橋さん。舞台の1シーンの表情を効果的に表現する手法を丁寧に伝えていました。


7校の高校生が交流することができた舞台ワークショップ

  今回の舞台ワークショップは、7校の高校生が交流する機会ともなりました。舞台、照明、音響、演技の4つのパートは、7校の高校生が交じり合って、話し合いを重ね、準備をし、稽古をして作り上げました。初めて他校と協力し合っていく作業に戸惑っていた高校生も、3日目には打ち解けたようで、連携の取れた素晴らしい舞台を作り上げました。この経験を秋の高校演劇発表会に活かしたい、充実した3日間だったとの多くの感想を聞かせてくれました。文化会館では、26年2月9日に「高校演劇20分シアター」を開催します。昨年は千葉県内14校の参加で「ありがとう」を共通テーマに高校生の熱い演技が上演されました。舞台に興味のある方は入場無料ですので、是非ご来場ください。お問い合わせは文化会館04-7158-3462までどうぞ。


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