ぐるっと流山 はじめてのしかけ絵本づくり体験

ページ番号17943 更新日 平成25年8月14日

はじめてのしかけ絵本づくり体験

  8月14日(水曜日)、流山市生涯学習センターで「はじめてのしかけ絵本づくり体験」というワークショップが行われ、小学生19人が楽しいひとときを過ごしました。講師は、鎌倉市の仕掛け絵本専門店メッゲンドルファーを営む嵐田康平さんです。お店のメッゲンドルファーという名は、「仕掛け絵本の父」と呼ばれる1800年代に活躍した先駆者の名前からとっているそうです。


企画展「とびだす絵本ミュージアム」の関連事業として開催

   このワークショップは、8月20日(火曜日)まで流山市生涯学習センターで開催している企画展「とびだす絵本ミュージアム」の関連事業として開催されたものです。世界中から集めた貴重な仕掛け絵本を無料でお楽しみいただけます。また、期間中は、ボランティアの方々による読み聞かせやポップアートカードづくりもお楽しみいただけます。


講師は仕掛け絵本専門店を営む嵐田さん

  200年近く前の本の復刻や、最近の人気仕掛け絵本作家の本を見せながら、とびだす絵本の魅力を子どもたちに説く嵐田さん。「お父さんにビールのおつまみにプレゼントしたかったのでしょう。こうしてみると白い画用紙の立体はお豆腐に見えてきますね」と、他の会場のワークショップに参加された小学生の作品例などをあげながら、自由で柔軟な発想の大切さを呼びかけていきました。


わかりやすく子どもたちに解説

  嵐田さんが事前につくられた見本を見せながら、わかりやすく、仕掛けのつくり方を解説していきます。最初は、本のようにふたつに折った画用紙に、切れ目や折り目をつけます。二つ折りの画用紙を開閉しながら、切れ目や折り目が立体的に動く様子を見て、想像力を働かせ「これはカエルです」「花束みたい」と思い思いのストーリーを考えていきます。


しかけ絵本づくり

  「とびだす絵本ミュージアム」は、大日本絵画という出版社の協力を得て開催していますが、講師の嵐田康平さんは、美術書や模型関連書籍を出版する大日本絵画の方でもあります。仕掛け絵本は、日本では1970年代後半に大日本絵画がシリーズを出版したのがブームの始まりです。「紙の魔術師」の異名を持つサブダの「不思議の国のアリス」「恐竜時代」がヒットし、子どもだけでなく大人にも認知度が高まりました。また、カーターの「あかまるちゃん」「くろまるちゃん」は、絵本の中の“まる”を探すという単純な内容ですが、カラフルで不思議な仕掛けに息をのむ芸術品です。


しかけ絵本づくり

  仕掛け絵本は、なかなか手にとって見る機会がありません。図書館でも壊れやすいからと蔵書しているところが多く、書店でも児童書の片隅に、しっかりカバーでとじられて置かれていることが多いようです。講師の嵐田さんは、仕掛け絵本は壊れやすいけれど、壊れたら修理すればいい。「修理したところは自然と優しく扱いますから、それが大事。物を大切にする心に繋がっていくのではないか」と、実際に手にとって見ていただくことの大切さを語ってくださいました。


小学生19人が楽しいひとときを過ごしました

  流山市生涯学習センターが夏休みに開催する「ワークショップ」は、今回の仕掛け絵本づくりをはじめ、8月26日(月曜日)の「ジェイミ・ハンフリーズさんの“色々な視点から世界を見てみよう!森のなかの映像ワークショップ”」や8月20日(火曜日)の「猪俣猛さんの“ドラムワークショップ~リズムは楽しい”」などさまざまなプログラムが企画されています。お問い合わせは、流山市生涯学習センター04-7150-7474へ。


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