ぐるっと流山 ケビンさんと森探検

ページ番号17937 更新日 平成25年8月14日

ケビンさんと森探検

  8月3日、生物多様性シンポジウムの一環として「ケビンさんと森探検」と「カエル教室」が、午前、午後の2部構成で行われ、第1部には16組39人の親子が参加しました。印西市にお住まいのケビンショートさんはナチュラリストの肩書を持つ傍ら、東京情報大学の講師を務めるなど長年、日本の里山に魅せられて日本で里山の保全活動を行っています。流山では、平成23年から森探検をおこなっていますが、その気さくな人柄とユーモアあふれるキャラクターが子どもたちにも人気です。


おおたかの森へ出発

  1部の森探検では、水道局に集合した参加者はすぐにおおたかの森へ出発。森の入口前では「クサキ」などの植物の説明がありました。実際に植物を手にとって匂いを嗅いでみると青々とした強めの香りを感じます。森に入るとすぐに「キーッ」という甲高い声の出迎えが。上空を見るとオオタカが旋回している影を見ることができました。獣道の脇には、ハトと思われる羽が散乱している光景も。オオタカが狩りをした後の残骸と思われるとのことでした。


お目当ての虫とリを開始

  森の中の開けたスペースでは、子どもたちはすぐにお目当ての虫とリを開始です。あるお子さんに聞くと、カブトムシに比べるとクワガタムシの方が少なくてなかなかとれないので今日はクワガタムシ狙いで来たとのこと。樹の幹を見上げたり、根元を掘ったり。5分もすると「いた!いた!」と、お目当てのノコギリクワガタを発見です。回によっては全くカブトムシやクワガタムシなどの大物に出会うことがない回もあるのですが、この日はカブトムシやノコギリクワガタ、コクワガタなど10匹くらいを子どもたちは捕まえていたようです。


おおたかの森

  森の中にはスズメバチも当然いますが、協力してくださっているNPOさとやまの事前調査では、森の奥にはキイロスズメバチの巣が確認されているとのこと。この日は、巣には近づかないように短めのコースを組んでいます。例年、スズメバチの巣が確認されるのは8月の後半だそうですが、今年は7月中旬の猛暑の影響もあったのか、若干時期がずれているようです。クワガタなどの大物がたくさんとれたのもこれらの影響かもしれません。


ノコギリ作業の体験

  水道局に戻ると、駐車場の一角でノコギリ作業の体験です。ケビンさんが準備したケヤキ、サクラ、クスノキ、コナラの4種類の枝をノコギリで短く切ってキリで穴をあけてネームプレートをつけたキーホルダーを作るもの。ケビンさんや保護者の皆さんが木を抑え、子どもたちは一生懸命ノコギリと格闘です。4種類の木はそれぞれが含む水分の量などから硬さがだいぶ違うそうで、柔らかめのクスノキは切りやすいのですがケヤキなどは硬いため子どもたちも悪戦苦闘していました。


カブトムシやクワガタムシも多くとれました

  今回はカブトムシやクワガタムシも多くとれたこともあり、木を輪切りにしてエサ台や止まり木を作る子たちもいました。ケビンさんによると、ノコギリ作業のコツはまっすぐ正確に引くだけなので、子どもたちも集中しやすく、できあがったキーホルダーは森を歩いたという経験を形で残せるのでぴったりと言います。実際に子どもたちも満足だったようで、それぞれ4種の木のキーホルダーを大事に持って帰りました。


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