ぐるっと流山 国際交流サロン ピラティス体験

ページ番号17392 更新日 平成25年7月10日

国際交流サロン ピラティス体験

ピラティス体験

 7月3日、中央公民館で、NPO法人流山市国際交流協会(NIFA)と公民館共催の「国際交流サロン」が行なわれました。同協会の日本語講座に通う中国、ネパールの出身者をふくむ外国人4人や国際交流協会の会員、広報を見た方たちなど合わせて28人の参加者が、ピラティスを楽しく体験しました。


講師の木山さん

 講師は、木山エリカさん。木山さんは昨年末に流山市の住民になり、4か月前から日本語講座で勉強をしている南米チリ出身の生徒さんです。2001年、日本の木下サーカスのオーディションに合格し来日。公演活動に参加し、現在は3児の母です。ピラティスは、チリにいるとき、クラシックバレーを習っていて、その際に習得したと話してくれました。
 木下さんは、英語、スペイン語は堪能ですが、テンポ良く流れるように進むピラティスの動作を正しく、すぐに日本語で説明するのがもどかしく、つい英語で説明してしまうので日本語講座の講師をしている三嶋さんが通訳しています。


準備運動から

 今回参加された方の中で、ピラティスの経験者は4~5人で、大多数は初体験。まず、ピラティスとはどういうものか、どのように行うの説明をしてから、実技の体験をしました。
 ピラティスとは、呼吸法を活用しながら、主に体の深いところの筋肉(インナーマッスル)をゆるやかに鍛えるエクササイズ(運動)で、その効果は、体の中心がしなやかに安定することにより、姿勢がよくなり、また、バランスよい動作によって転倒防止にもなります、という説明がありました。


本格的なエクササイズ

 エクササイズを行なうとき大切なことは、「センタリング」「コントロール」「フロー」「呼吸法」「正確性」「集中力」の6つです。
 体の中心を意識して、体の奥にある筋肉をコントロールしながら、流れるようにリラックスして動かしていく。そのとき、目的を意識して少ない運動量で効果をあげるようにして、自分の身体に意識を向き合わせ、動きを意識しながら集中して運動することが重要です。なかでも呼吸法が特に大切で、鼻から息を吸い込みながら、お腹を引っ込めていく姿勢で、静かに息を吐き出していく。そうすることで体の奥の腹筋などの筋肉が鍛えられ、心も身体もリラックスするそうです。


呼吸法の訓練

 はじめに、呼吸法を練習します。呼吸法だけでも身体にいいですが、この呼吸法で運動すると効果は倍増するといいます。次に準備運動のように、頭を両手に抱えて前後左右に曲げるやさしい首すじ(筋)のストレッチ運動をします。次いで、腕、脇腹、腰 足というように、身体の部位全般を使っていきます。                                   
 また、腹筋をエクササイズするときは、マットに仰向けになり、頭を先に身体を丸めながら背骨を床からひとつずつ離すようにして、起き上がり、一呼吸おいたら、逆に、おへそを見るようにお腹を丸めながら、腰の近くの背骨からひとつずつ床につけていきます。「これに呼吸をつけて、起きるときに息を吐きながら、床につけるときに息を吸いながら行うのがコツです」と見本の演技を披露した後、木山さんは正しいやり方を指導してまわりました。


からだをひねる

 片足を他方の足にかけて身体をひねる動作で、左足を右足にかけて、左方向に、捻る。両手は左右に広げ、顔は右に向けてという動作を行っているときに、参加した母親がなかなかできないのを見て、娘さんは、思わず立ち上がり両手で足を上から押さえて手助けしながら、キャアキャアと言って喜び、回りの参加者の笑いを誘っていました。クールダウンでは、ネコがよくやる腹ばいになり手を前に出し腹を床につけながら伸びをする「ネコのポーズ」のストレッチをしました。


ピラティスの面白さを堪能

 本来ピラティスは、しっかり行なえば、密度の濃い運動量の多いエクササイズですが、「子どもから大人まで、老若男女、自分が出来る範囲で行なうことができ、短時間でも集中して行なえば、それなりに効果が上がります。ご家庭でも続けてください。」と木山さんは、最後にみなさんを激励しました。
 あっという間の1時間半程度のエクササイズでしたが、ピラティスの面白さとその効用を十分堪能できた体験でした。参加者の方からは「始める前は、今日は体も重いし、難しいことをやるのでは、と心配でしたが、やっていくうちに、気分もだんだん良くなり、終わったら、身も心も軽くなりました」「普段の生活では使わない、身体の中の筋肉を動かすって、こんなに身体が軽くなるんですね」などの感想が聞かれました。


身体全体をつかいます

 国際交流サロンは、日本と外国の文化とをお互いに理解しあうことで、市内にお住まいの外国出身の方々を含めた市民の交流の輪を広げることを目的に開かれています。これまで、外国出身者や市民の方々がお互いに講師となって、各国の料理づくりや文化などを題材にしながら活動しています。
 次回の国際交流サロンは、9月18日(水曜日)、文化会館で「二湖の奏べと漢詩の朗読」を行います。
また、流山市国際交流協会では、市内在住の外国の方を対象とした「日本語講座」を、文化会館で毎週水曜日に開催しています。いずれも、お問い合わせは文化会館(04-7158-3462)まで。


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