ぐるっと流山 「あじさい通り」の整備活動

ページ番号16660 更新日 平成25年5月20日

地域の自治会と流山高等学園が連携・協働

あじさい通り整備活動

  5月16日、前ケ崎にある「あじさい通り」で、地域の自治会の皆さんと千葉県立特別支援学校流山高等学園(京坂和憲校長)が協働で除草作業を行いました。除草作業に参加したのは、同学園福祉・流通サービス科流通サービスコース1年から3年生と担任教諭、地元自治会や地域の住民の方などおよそ70人。この日は、初夏を感じさせるような汗ばむ陽気。汗を額に、地域住民の皆さんと生徒たちは草取りの作業を2時間に渡って行いました。


地域の方と一緒に除草作業をする生徒たち

  25年ほど前に雑木林を所有していた方に、自治会の皆さんがあじさいを植えたいと相談したことがきっかけで「あじさい通り」が整備されました。昭和62年に道路に沿ってあじさいが植栽されたのが最初で、その後平成4年に傾斜面を開墾して植栽されました。それからおよそ25年、自治会や地域の皆さんの協力で整備が行われ、毎年見事なあじさいを咲かせてきました。


急な斜面で作業する生徒たち

  自治会と同学園が協働したあじさい通りの整備活動は、地域住民の高齢化が進むことで、今後、あじさい通りの手入れが困難になってしまうことを心配した自治会が、4年前に流山高等学園に相談をしたことがきっかけで始まりました。昨年からは流通サービスコースの生徒だけではなく、他科の3年生全生徒が参加し、東部公民館の向かい側に植栽されてあるあじさいの整備活動も始まりました。今年もきれいなあじさいを咲かせようと、急な斜面にあるあじさいの中に分け入り、自治会や地域の皆さんからアドバイスを受けながら汗だくで草取りを行う同学園の生徒たち。同学園の2年生の生徒は「地域の方と一緒に、喜んでもらえるよう頑張ります」と額に汗を流しながらも笑顔で答えてくれました。


流山高等学園の生徒たちが作って設置した階段

  あじさいが植栽されている場所は、かなりの急斜面になっていて、足場がなく砂地のため、草取りなどの作業は非常に大変です。そこで、昨年から、整備活動がしやすいようにと同学園土木科の生徒たちが丸太で階段を作ってくれたそうです。地域の方と同学園が協働して整備する「あじさい通り」。同学園流通コース主任の本間教諭は「普段、封筒や名刺などを作ったり、商品管理を行ったりしていますが、外に出て清掃活動を行うことは生徒にとって貴重な体験。このような除草作業を通してきれいなあじさいの花が咲くことで、達成感を味わえるいい経験になると思います」とお話ししてくださいました。流通コースのコース長を務める3年生の女子生徒は「全体をまとめながら作業することは大変だけど、地域の人と一緒に普段できない経験ができていいと思う。あじさいが咲くと成果を実感して、やりがいがある」と感想を話してくれました。


自治会手作りのベンチ

  毎年多くの人で賑わう「あじさい通り」には、見学に来られた方のためにと、自治会の方がベンチやテーブルを作り、道路脇に設置しています。本州団地元気会会長の野口義夫さんは「年々あじさい通りの整備作業が大変になり、やめようと思ったこともありますが、見学に来られた方があじさいを見て感動している姿を見ると今後も続けていきたい。今後も、流山高等学園の生徒たち若い力と一緒にあじさい通りを整備していいきたい」とお話しされていました。今後、数回の除草作業や剪定作業が年度内に行われる予定です。今年も自治会や高等学園の生徒たちの力で整備されたあじさい通りに、見事で色とりどりのあじさいが咲く季節が楽しみです。


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