ぐるっと流山 めだかの会 河川清掃

ページ番号16386 更新日 平成25年4月30日

ボランティアで11年

ボートを川に浮かべて

 4月29日祝日、江戸川に沿って南北に流れる今上落とし、通称「こがわ」を昔のように魚やしじみが捕れる綺麗な川によみがえらせようと、地元のボランティアグループ「めだかの会」(森淑浩代表)が河川の清掃活動を行いました。この活動は、森代表が、毎日見る「こがわ」がゴミで汚れているのを見かねて、昔のように子どもたちが川に入って遊べるようにしたいと、めだかの会をつくって河川清掃を始めたもので、今年で11年目となります。初年度は春と秋の2回行い、以後は毎年4月29日に実施して今回で12回目です。


根本自治会長があいさつ

 この日は、地元加岸自治会や根郷町会、消防団第3分団、江戸川カヌー同好会、トーカツ建興、(株)三枝なども協力し約50人の方々が、清掃活動に汗を流しました。参加した皆さんは、ほとんどが地域の方々で40歳代から60歳代の方々が中心です。皆さん子どもの頃に、この川で魚やしじみを捕ったり学校にプールがない時代は泳いだりもした経験がある方ばかりです。加岸自治会の根本守会長は、「この川をきれいにするだけでなく、親しみの持てる川にしたいですね。皆さんの引き続きのご協力を」と挨拶されました。


ボートにたくさんのごみを拾い上げ

 朝9時集まった皆さんは、川の中でゴミを回収する班と、周りの土手や遊歩道をゴミ拾いする班に分かれ清掃活動を開始。川の中に入った皆さんは胴長靴を履いて、めだかの会所有のものと地元漁師たちの妻沼会からお借りした計2艘のボートを川に浮かべ、上流からゴミを拾い集めました。河川を管理する県東葛土木事務所から高柳建設課長も参加され、「10年以上も活動を続けるのは大変なこと。川に親しみを持つ心が、次世代につながっていくといいですね」と話していらっしゃいました。


ゴミを仕分け

 今回初めて参加されたという矢口一さんは、加3丁目のマンションにお住まいとのこと。「よくここは散歩するので、ゴミが捨てられているのを見て残念に思っていました。今日は、マンションの掲示板の貼り紙を見て参加しました。地元の方々がこうしてボランティアで川をきれいにしようという活動は素晴らしい。私も初参加ですが、来年はマンションに知人も誘って、ぜひまた参加したいです」と語ってくださいました。


ボートをクレーンでつり上げ

 例年参加されている皆さんは、口々に「毎年ごみの量が減ってるよね」と話されていました。ゴミが乗せられたボートは、途中の橋の上で、クレーン車で吊り上げられます。今回集められたゴミは約1トン。でも、枝や木くずなど自然のものが多く、人の手によって捨てられたものは割合少なかったように思えます。森代表は、「10年前よりもずいぶんきれいになりました。清掃活動は続けていきますが、今後はきれいになった川に人が集まるようにしたいですね。子どもたちが遊べるような水辺空間を整備できればと考えています」と語ってくださいました。


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