ぐるっと流山 第300回記念サロンコンサート

ページ番号16378 更新日 平成25年4月26日

サロンコンサートが25周年・第300回を迎える 25年間一度も休むことなく開催

200人以上の方がいらっしゃいました

 4月26日、市役所1階ロビーで第300回記念サロンコンサートが行われ、200人を超える方が聴きにきてくださいました。今回は特別に5分間延長した特別バージョンです。
 第1回サロンコンサートが開催されたのは、昭和63年4月28日。25年間、市民の皆さんに安らぎの時間を過ごしていただこうと、一度も休むことなく毎月最終金曜日に開催し、今回で実に300回を数えました。


オーボエの演奏

 第300回の幕開けとなる一曲目はモーツァルト作曲の「オーボエ協奏曲ハ長調第1楽章」です。この曲はオーボエ協奏曲の中でもとりわけ有名で、オーボエ奏者のプロオーケストラの入団試験やコンクールの課題曲に必ずと言ってよいほど演奏されるそうです。


人気のある魔笛

 続いてはモーツァルトが残した最後のオペラ「魔笛」です。モーツァルトはこの作品をこよなく愛し、最後まで「もう一度魔笛を聴きたい」と言っていたそうです。魔笛は1年少々で100回演奏された大ヒットオペラとなり、現在でも大変人気のあるオペラです。
 3曲目はショパンの「ワルツop.64-3」です。ショパンは生涯で20曲以上のワルツを作曲しましたが、この曲は踊るための曲ではなく、演奏のために芸術的に作られた曲です。明るくのびやかで、とてもさわやかな印象を受けます。


オペラの一場面

 続いてはプッチーニのオペラ「ラ・ボエーム」より愛の二重唱~愛らしい乙女よ~が披露されました。このオペラは1830年ころのパリのボヘミアン(政治的な理由などにより亡命をしている人々)の暮らしぶりと恋を描いた作品です。今回はオペラの雰囲気を味わっていただこうと、ゲストの高柳圭さん(テノール)と池田浩子(ソプラノ)が一場面を披露しました。観客の皆さんは、高柳さんの歌声に圧倒されたようでした。


ピアノと電子ピアノで表現

 5曲目は、ロシアの作曲家でピアニスト、指揮者のラフマニノフの作品「ピアノ協奏曲第2番第3楽章」です。ラフマニノフは交響曲第1番を失敗し、作曲活動を一時中断していた時期がありましたが、治療を受け徐々に回復に向かいました。この作品はちょうどその時期に作られたもので、この曲の成功をきっかけに作曲家としての自信を取り戻したそうです。美しく聴きやすい旋律と華やかで壮大なクライマックスがこの作品の魅力であり、映画やフィギュアスケートの音楽としても使用されています。


最後は全出演者で

 最後は、ヴェルディのオペラ「「椿姫」より乾杯の歌」を今日の出演者全員で披露し、まるで小さなオペラハウスさながらの雰囲気となりました。今年生誕200年を迎えるヴェルディはイタリアの作曲家で、イタリア・オペラに多大なる影響を与えた人物です。「椿姫」はヴェルディの代表作の1つで、世界のオペラ劇場の中でも最も上演回数が多い作品の一つに数えられています。


ソプラノが心地よく響き渡る

 南流山からお越しの小関芳江さんは「とても素晴らしい演奏でした。普段耳にすることがある、親しみやすい曲が多くてよかったです。こんな短時間で終わってしまって、もう少し聴きたいと思いました。また来たいと思います」と話してくださいました。
 また、小関さんの友人で一緒にいらっしゃった長崎にお住まいの中川律子さんは「普段あまりクラシックなどは聞く機会がなく、サロンコンサートも初めて来ました。本格的なオペラが身近で聞けて、とても迫力がありました」と話してくださいました。


フルートでの演奏

 サロンコンサートを企画する、流山市音楽家協会会長の里舘雅江さんは「たくさんの人が聴きにきてくださり、とてもうれしいです。お客さんと距離が短いことは、出演者にとっても良く、自分の肌で、聞いてくださっている方の感動が伝わってきます。会長になり、演奏するだけでなく支え合ってコンサートを成立させることが、どれだけ大変で、とてもやりがいのある仕事だということが分かりました。これからも協力し合って30周年を目指し、皆さんに楽しんでいただけるコンサートを開催していきたいと思います」と話してくださいました。


雰囲気はオペラハウス

 明日4月27日(土曜日)は、サロンコンサート25周年300回を記念したスペシャルサロンコンサートが生涯学習センターで開催されます。今回のサロンコンサート出演者が、本日の曲に、さらに曲を加えて演奏します。サロンコンサートでは披露できなかった、それぞれのソロパートなども予定されていますので、ぜひお越しください。チケット(全席自由・1,000円)のお求めやお問い合わせは、生涯学習センター(電話:04-7150-7474)または、里舘さん(電話:04-7153-4085)まで。


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