ぐるっと流山 北部公民館「出会いを語る」

ページ番号24954 更新日 平成27年3月20日

遍路装束で講演

   気に1月頃の冬の陽気に逆戻りした平成27年3月7日(土曜日)、北部公民館で「出会いを語る」と題して、四国お遍路についての講演会が開催されました。講師は、市内美田在住の弓田 博氏で、四国遍路の概要と、数々のお接待を受けた心温まる感動体験が語られました。


講師は市内在住の弓田氏

   四国八十八か所、全行程約千三百キロメートルの行程を、1日10里(37、5km)のペースで40日かけて踏破し、綿密細心の計画のもと初志を貫徹されたとの事でした。講師の強靭な意志の強さ、精神力、実行力に、会場からも感嘆と賞賛の声が聞かれました。遍路の動機は、リタイアを機に残された人生に於ける物の考え方、価値観の見直しと再確認だったそうです。


たくさんの方が参加しました

  旅先では、たくさんの蜜柑や飴菓子、ウーロン茶や珈琲、マスコットや賽銭袋を頂いたり、次の宿泊先まで荷物を届けてもらったり、結願の日には、民宿の女将さんが赤飯を炊いて祝福いただいたといった、心温まる体験を次々と語っていただきました。


遍路装束の菅傘

   遍路装束の菅傘は、日よけは勿論のこと、危険を防止し、転倒した時にも頭部を強打せずに役立ったと言います。また、山越えの途中の道標札に書かれた文を見て、お接待に通じる仏性を感じたという話もありました。参加された皆さんも真剣な表情で、聞き入っていました。さらに、講師の短歌も紹介され、長旅の苦労とともに、念願成就された喜びもひしひしと伝わって来ている様子でした。


四国お遍路についての講演会

   講演を終えて、参加された方々からは「とってもいい体験談を聞くことができた。」「四国お接待の温かい心が胸にじんときて感動した。」「もっともっと話を聞きたかった。」「娘が愛媛に嫁ぎ案じていたが、今日の講演で素晴らしさがわかり安心した。」などの感想が寄せられました。北部公民館では今後もさまざまな講演会を開催する予定です。


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