ぐるっと流山 冬の子ども体験教室 サイエンスキッズになろう

ページ番号24929 更新日 平成27年3月19日

講師は東京理科大学サイエンス夢工房の山川先生

   平成27年2月28日(土曜)と3月14日(土曜)、身近な現象を通じて科学の楽しさ・面白さ知ってもらうために中央公民館が企画した講座、「冬の子ども体験教室 サイエンスキッズになろう」が開催されました。子どもたちにサイエンスの面白さを伝える講座の講師には、東京理科大学サイエンス夢工房の山川先生。


静電気を利用したフランクリンモーター(静電気モーター)を作る講座

   14人が参加した第1回目は、冬になると多くの人が体験する“静電気”を利用したフランクリンモーター(静電気モーター)を作る講座を実施しました。講座の初めに、ストローと紙を使ったり、ポリ袋と風船を使ったりして、電気を帯電させ、静電気の性質を学びます。簡単な工程にもかかわらず、様々な現象が起こることに参加した小学生の関心が高まります。


フランクリンモーター作り

   次に今回の講座の目玉のフランクリンモーターを作ります。これまでの実験とは違い、工作物それぞれの角度や位置関係によってモーターが動くかどうかが決まるので、真剣なまなざしでそれぞれの部品を作ります。


完成したフランクリンモーターに帯電させた下敷きを近づける

   講座の終了時間も迫る中、完成したフランクリンモーターに帯電させた下敷きを近づけると…、中央のプラスチックコップが回転をし始めました。すると近くにいたまだ作成途中の子も、実際に動いている装置を見て「わぁー!」と歓声が起こりました。全員のフランクリンモーターが静電気で動き、講座は大成功。参加してくれた小学生は「どうして静電気が起きていたのか分からなかったけど、少しわかって楽しかった」、「たくさん下敷きをこすったらモーターが回ってうれしかった!」など満足の様子。


下敷きにセロハンテープで取っ手作り

  10人が参加した第2回目のテーマは『空気』。普段目に見えない空気にも重さがあり、それがどれだけ重いのかを知るため、2月28日も大活躍した下敷きを使います。下敷きにセロハンテープで取っ手を作り、平らな机に置いて、持ち上げようとすると、まるで机に引っ張られているように下敷きが持ち上がりません。ためしに机以外の壁やドアで試してみると、同じように壁やドアに下敷きがくっついてしました。


実験結果をメモする子どもたち

   1つの実験が終わるたびに、どのようなことをしたのか、その結果はどうだったのか、なぜ今回の実験の結果になったのかなどを子ども達自らが考え、メモをします。中には先生も目を見張るような難しい解説を書いた子もいました。


空気を使ってモノを持ち上げる実験

   空気の重さを体験した後は、空気を使ってモノを持ち上げる実験です。 ストローと発泡スチロールの球体を使った実験では、空気を吹くことでモノを持ち上げます。「強すぎず、弱すぎず、一定の息を吹き続けるのがコツです。」と話す山川さんのアドバイスで、初めはポーンと飛び上がるだけだったボールも一定の高さで浮き始めました。


ミニホバークラフトとミニ空気砲づくり

   空気で実験の最後には、ミニホバークラフトとミニ空気砲を作っていきました。持参したさまざまな形のペットボトルを切ったり、繋げたりしてミニホバークラフトとミニ空気砲のパーツを作っています。途中、ペットボトルに穴をあける作業では、大人でも苦戦するほどでしたが、完成したミニ空気砲を片手に楽しそうに遊び始めました。


ミニ空気砲を片手に楽しそうに遊ぶ参加者

   子どもを対象とした科学のためになり、楽しく学べる講座は、毎年夏休みの時期や冬に公民館で開催してきました。今後もサイエンスに関する講座を開催する予定で、広報ながれやまやホームページを通じて募集をしていきます。なお、今回の講座に関するお問い合わせは文化会館電話04-7158-3462までご連絡ください。


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