ぐるっと流山 ゆうゆう大学第7期卒業証書授与式

ページ番号24546 更新日 平成27年2月6日

卒業を記念した落語鑑賞会も開催

ゆうゆう大学第7期生卒業証書授与式

   平成27年1月27日、流山市公民館事業の一つである「ゆうゆう大学」の第7期生331名が卒業を迎えました。ゆうゆう大学は、60歳以上の市民のための生涯学習の場として親しまれ、今期は60代から90歳の方がともに学び、仲間づくりをしてきました。昨年12月20日には、企画から運営まで創意工夫を凝らした学園祭を行い、2年間の集大成の発表の場とするだけでなく、学園の垣根も越えたゆう大生同士の交流が生まれました。学園祭当日は例年以上の400人を超える一般来場者で賑わい、大いに盛り上がりました。 卒業証書授与式後に、井崎市長の講話があり卒業生が真剣に聞き入っていました。


井崎市長の講話

   また、この卒業を記念した落語鑑賞会が、一般にも公開して開催されました。出演は、真打の橘家富藏師匠です。出身地の北海道北見市の観光大使もしていらっしゃる富藏師匠は、昭和54年に月の家圓鏡(現橘家圓藏)師匠のもとに入門し、現在に至っています。 鑑賞会の冒頭では、落語の世界について説明され、鳴り物や舞台装置についての紹介と共に、噺の場での表現の機微について話してくださいました。「めくり」でお馴染みの寄席文字が特徴ある太字なのは、客席が満杯でありますようにとの願いが込められているそうです。

 


落語鑑賞会

   また、寄席太鼓には、一番太鼓、二番太鼓、追い出し太鼓があり、鳴らし方の一つ一つに意味があります。一番太鼓は、長いバチで大太鼓の縁を『カラカラカラ』と鳴らします。これは、木戸が開き「空」であることを意味しています。つづいて『ドンドンドントコイ』とお客様を招き、最後にはバチで『入』の字を書くように「大入り」を願い打つそうです。開演前に打つ二番太鼓は「締め太鼓」「大太鼓」「笛」を三人で行うそうですが、この日は富藏師匠が一人で二役をこなし、見事なバチさばきに歓声が上がっていました。また、終演後に鳴らす「追い出し太鼓」は『デテケデテケ』『テンテンバラバラ』等、お客様が帰る様子を表しているそうです。効果音としての太鼓の役割についても説明があり、川や海の音、風や雨の音、相撲のふれ太鼓等を披露していただき、日本文化に根付いた独特の音色に感激し、会場は身を乗り出し拍手する姿で溢れかえりました。来場者が舞台に上がり太鼓に挑戦する場面もあり、あたたかな空気に会場は包まれていました。


真打の橘家富藏師匠

   つづいて「子ほめ」「試し酒」の落語二席をいただき、富藏師匠のユーモラスでリアリティーのある噺と所作に感嘆の声が響き、緩急のある笑いが会場全体に沸き起こりました。最後に会場からお題を頂戴し、富藏師匠が解く「なぞかけ」で会場が一体となり「ゆうゆう大学第7期卒業記念合同公開鑑賞会『笑う門には福来る』」は幕を閉じました。思い切り笑い会場を後にする一般来場者の皆さんと共に、第7期卒業生達の笑顔の花も咲き、二カ年のカリキュラムを終え、知識や技術の習得だけでなく、かけがえのない仲間と共に、過ごした日々の喜びを分かち合う姿が多く見受けられました。清々しい表情で会場を後にする皆さんは、正に「笑う門には福来る」を体現しているようでした。ゆうゆう大学についてのお問い合わせは、流山市文化会館04-7158-3462へ。
 


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