ぐるっと流山 高校演劇20分シアターin流山Vol.6

ページ番号24376 更新日 平成27年1月19日

写真:高校演劇部による20分間の演劇

   平成27年1月18日(日曜日)、流山市文化会館で「高校演劇20分シアターin流山」が行われ、多くの演劇ファンが高校生の若い感性がはじける舞台を楽しみました。毎年決められたテーマでオリジナルのシナリオを書き、20分間の舞台で演じるもので、6年前から流山市教育委員会と千葉県高等学校文化連盟演劇専門部会との協働で始まった舞台芸術活動です。


写真:参加した15高校の演劇部の生徒たち

   今年のテーマは「明日、○○になります」。このテーマを高校生が創作した20分間のショートストリーとして舞台で、どう演出され、どんな舞台になるのか。照明も音響も高校生自身が操作するため、機器操作などの舞台ワークショップに協力するのは流山市文化会館の舞台スタッフです。参加したのは、流山おおたかの森高、流山高、流山南高、東葛飾高、県立柏高、柏中央高、柏の葉高、柏日体高、野田中央高、専修大松戸中・高、松戸国際高、白井高、船橋芝山高、津田沼高ら15校の演劇部の若者たちです。


写真:高校生による熱演の舞台

   舞台の共通テーマは「明日、○○になります」。○○に入る文字は、「明日、ヒーローになります」(流山南高)や「明日、共学になります」(松戸国際高)、「明日、強くなります」(柏中央高)などさまざま。柏中央高校は演劇部の舞台に吹奏楽部が応援出演し、生演奏で会場を盛り上げ、客席から大きな拍手が贈らていました。この日、キャストやフタッフで頑張られた高校生一人ひとりの皆さんに「明日○○になります」という目標を見つけてほしいと思わせる熱い舞台が次々と展開されました。


写真:高校生による演劇

   エンディングでは、舞台も客席もひとつになってGReeeeNの「キセキ」を合唱。 「キセキ」は、TBSで若者に人気だったドラマ「ROOKIES (ルーキーズ)」のテーマソングとして使われた曲です。平成20年6月、「ROOKIES」の撮影が流山市文化会館で行われたときに、エキストラとして出演したのが、流山おおたかの森高校の演劇部を中心とした生徒さんたち120人。同会館が高校野球地区予選の抽選会場という設定でした。そんな思い出深い曲を出演者と客席全員で合唱して幕を閉じました。

 


写真:舞台の演出も高校生の生徒たちが担当

   「高校演劇20分シアターin流山」は、平成21年度から始まりました。最初は、共通の台詞を入れてシナリオをつくるというもので8校が出演しました。2年目から共通のテーマを設定。22年度は「家族」をテーマに、翌23年度には東日本大震災を受け「絆」をテーマに開催しました。昨年は、2月9日に大雪の中で「いつもどこかで」というテーマで開催し、開演時間を遅らせて会館の雪かきから始まりました。


写真:高校生が舞台で熱演

   これまでも地域の名産品をテーマにした「流山白みりん200周年記念演劇公演」(平成26年度)や東京大空襲をテーマにした「語り継ぐべき詩」(平成20年度)など、高校演劇との協働で作品制作を続けてきた流山市文化会館が、若い感性と自由な発想を舞台にぶつけてほしいと続けている「高校演劇20分シアター」。来年度はどんな舞台を魅せてくれるのでしょうか。閉会式では、次年度の実行委員長予定の高校生が舞台挨拶するなど早くも来年の舞台に向けて準備が進んでいるようでした。お問い合わせは流山市文化会館(04-7158-3462)へ。


写真:出演した15高校の生徒たち

   昨夏公演された「流山白みりん200周年記念演劇公演」は、シナリオを流山にお住いの青木健生先生が書き下ろし、若者に人気の音楽家・清水義直先生が音楽を担当されるなど話題となりました。その舞台が、J:COM東葛・葛飾で平成27年2月1日(日曜日)に「みりん」をテーマに流山おおたかの森高校演劇部が演じた第1部を、翌週8日(日曜日)に「しょうゆ」をテーマに野田中央高校演劇部が演じた第2部を、さらに15日(日曜日)に両校で演じた第3部をいずれも11時から1時間ずつ放送される予定です。


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