ぐるっと流山 新市街地地区安心・安全まちづくり協議会 流山おおたかの森駅自由通路で防災訓練を実施

ページ番号24063 更新日 平成26年12月16日

流山おおたかの森駅自由通路で防災訓練を実施

   平成26年12月13日(土曜日)、流山おおたかの森駅自由通路で、流山新市街地地区安心・安全まちづくり協議会主催の防災訓練が行われました。今回の訓練では、帰宅困難者への対応に焦点を当て、“地域で何ができるか”を地域ぐるみで考えることが目的で、地元自治会や駅周辺で営みを持つ多様な団体・企業、大学、東武アーバンパークライン(野田線)並びにつくばエクスプレス「流山おおたかの森駅」の両駅長をはじめ駅職員など約130人が参加しました。


大規模災害によってけが人などが発生した設定の訓練

   午前10時、大規模災害によって駅周辺に多くの帰宅困難者や心肺停止などの病人やケガ人が発生した設定で訓練は開始されました。救急搬送の訓練では、駅職員と参加者など4人の男性が協力し、駅構内で倒れた女性を素早く担架に乗せ、自由広場の安全な場所まで搬送しました。


AED(自動体外式除細動器)の操作訓練

   AED(自動体外式除細動器)の操作訓練では、人形を使った実演が行われました。発見者役の男性は、人形の胸と腹部の動きを見て正常な呼吸をしていないことを確認後、胸骨圧迫と人口呼吸による心肺蘇生を行います。通行人役の女性が来ると119番通報を要請、別の通行人にはAEDを持ってくるよう呼びかけます。AEDが到着すると、電極パッドを貼る位置や心電図解析中は傷病者に触れてはいけないことなど操作方法を分かりやすく説明しました。


帰宅困難者の避難誘導訓練

   帰宅困難者の避難誘導訓練では、駅前保育ステーションに設けた「あかちゃん避難コーナー」まで、幼児を連れたお母さんたちをゆっくりと誘導しました。保育ステーションを運営する社会福祉法人高砂福祉会の篠塚弘子副理事長は「親子80組160人を一時的に受け入れできます。災害時に心配な紙オムツやミルク、水なども備蓄しています」と説明してくださいました。


駅前保育ステーションに設けられた「あかちゃん避難コーナー」

   訓練に参加した古間木在住の山中有紀さんは「1歳3か月の子どもがいるので、駅の近くに避難できる場所があると知って安心しました」と篠塚副理事長と笑顔で話していました。また、両鉄道の駅職員の皆さんは「小さなお子様を連れたお客様をご案内できます」と話しながら、備蓄された紙オムツやミルクなどを熱心に見学していました。


非常食の試食体験

   北口広場に設置された防災体験コーナーでは、給水車による給水体験や流山消防署による起震車体験などが行われました。非常食の試食体験では、クラッカーやまぜご飯を口に入れた瞬間に、「思ったよりもおいしい」という声が多く聞こえました。また、東武鉄道の改札口付近では、電車非常停止ボタン体験も行われ、普段は触れることのないボタンを多くの方が押していました。


防災関連商品の展示や体験コーナー

   南口広場では、地域コミュニティの交流スペースとして、市内企業等による防災関連商品の展示や、「里山ボランティア流山」による竹とんぼ遊びなどの子どもの体験コーナー、西初石六丁目自治会主催のお餅つきのほか、復興ぞうきんのブースなどが軒を連ねました。


お餅つきのブース

   長い行列ができていたのは、お餅つきのブース。杵と臼でついた餅が無料で振る舞われると、来場された大勢の方が満足そうな表情で、つきたての餅の味を楽しんでいました。また、おおたかの森ショッピングセンターをはじめ、両鉄道会社、地域企業などからご提供いただいた景品が当たるスタンプラリーも実施され、会場内は賑わいを見せていました。


山新市街地地区安心・安全まちづくり協議会主催の防災訓練のようす

  防災訓練の総責任者・色川一紀さんは「自治会や関係団体・企業をはじめ、両鉄道の駅職員の皆様にもご参加いただき、駅前保育ステーションでは避難コーナーを設けていただくなど、同駅の特徴を活かした訓練ができました。新市街地地区は、駅周辺地域の新たなコミュニティと、既存住宅地の旧来のコミュニティとの融和・活性化が課題となっています。“助け合える地域づくり”を目指して、新旧コミュニティが交流できる場を増やしていきたい」と語ってくださいました。


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