ぐるっと流山 人権週間企画「心の握手コンサート」

ページ番号24052 更新日 平成26年12月15日

ピアノを弾く増田さん

 平成26年12月11日(木)、盲目のヴァイオリニストとして知られる増田太郎さんによる「心の握手コンサート」が、流山市文化会館で開催されました。このコンサートは12月4日から10日までの人権週間企画として、松戸人権擁護委員協議会流山部会と流山市教育委員会の協働により実施しました。小学生を連れたご家族や学校帰りの高校生など、平日の夕方からの開催にもかかわらず多くの方が来場し、ホワイエでは人権キャラクターの「人KENまもる君」と「人KENあゆみちゃん」が来場者をお迎えしました。


盲目のヴァイオリニスト

 増田太郎さんは20歳で視力を失いますが、5歳から始めたヴァイオリンを弾き続け、その生命力あふれた演奏が話題となり、各種メディアで取り上げられています。東日本大震災発生直後には楽曲「希望の景色」を発表、2013年秋の味の素スタジアムで開催された「スポーツ祭東京2013」開会式にて式典演技(アトラクション)でのヴァイオリン・ソロ演奏を行いました。テレビ東京系「美の巨人たち」のエンディングテーマも手掛けています。


ヴァイオリンを弾く姿

 コンサートの冒頭では、拍手リサーチが行われ、観客の年齢や男女別を拍手の大きさや強さで把握。客席を巻き込みながらコンサートを楽しく展開していきます。さらに、楽器紹介を兼ねて、ヴァイオリンを使い、踏切の音やコンビニのドアチャイムの音など披露。会場には笑いがおこり、柔らかな雰囲気に包まれました。


来場者に向かって手を振る増田さん

 コンサート演奏途中のMCでは、失明された自分の境遇から「視力を失っても、自分の可能性まで奪われるわけではない。みなさんも自分の可能性に勝手にフタをするのではなく、今の自分にできることをしていけばいい。」と熱く語ってくださいました。


コンサート後、来場者と握手

 コンサート終了後には、ホワイエで握手会が行われ、参加した子どもたち一人一人に「将来の夢はなに?」と尋ねる増田太郎さんに、それぞれの夢を答える子どもたち。その手を握りながら「その夢に向かって頑張ろう!」と力強くエールを送っていました。市内から家族4人で来場された木澤さんファミリーも、増田さんと家族全員が握手をし、子どもたちもそれぞれが夢に向けてのエールをもらい笑顔で会場を後にしました。


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