ぐるっと流山 ユニセフ平和教室

ページ番号23765 更新日 平成26年12月12日

八木北小学校と新川小学校の2校でユニセフ平和教室

ユニセフ平和教室

   市では、平和施策事業の一環として平成20年から日本ユニセフ協会の協力を得て、市内の小学校2校で「ユニセフ平和教室」を実施しています。今年は、平成26年12月3日に八木北小学校と新川小学校の児童を対象に実施されました。日本ユニセフ協会では、世界の子どもたちやユニセフの活動について学べるよう、同協会の講師が学校を訪問して授業を行う、出前授業を行っています。今年は協会講師の松本和哉さんにお越しいただきました。


世界の子どもたちの現状を学ぶためのビデオ上映

   ユニセフ平和教室では、まず、世界の子どもたちの現状を学ぶため、ビデオ「シュヌンシュヌン(聞いてください)-子どもたちからのメッセージ-」を視聴しました。ビデオでは、世界の子どもたちが学校に通えない理由として、家の仕事をしなければならないことや、女の子というだけで学校に通えない地域が紹介されました。また、慢性的な栄養失調により、風邪をこじらせ肺炎になり死亡する子どもたちが紹介されました。


蚊帳の紹介

   また、ビデオではユニセフが井戸を設置して、世界の子どもたちが家事の時間を減らし学校に通えるようにしたり、栄養不足の子どもたちを治療したり、病気にならないための手洗いなどの衛生に関する知識の啓発活動などが紹介されました。両校の児童たちは、日本と環境が異なる世界の現状のビデオが上映されているスクリーンを熱心に見入っていました。ビデオ視聴を終え、講師の松本さんが「世界では5歳以下の子どもたちが5秒に1人の速さで亡くなっていて、年間630万人の子どもたちが亡くなっていること、また、これらの子どもたちはワクチンや衛生管理などほんの少しの援助で救うことができます」と解説しました。


対人地雷の紹介

  その後の体験学習では、ネパールの子どもたちが家に水を運ぶために担いでいた水がめを、児童10人がリレー形式で運びました。水を入れた水がめの重さは15キロほどになり、体験した児童たちは「水がめが重くて、とても大変だ」と感想を述べていました。続いての体験は、アフリカなどの子どもたちをマラリアなどの伝染病から守るため、蚊帳が紹介されました。蚊帳には人体に無害の殺虫成分が練りこまれるなど、工夫が凝らされていました。児童が実際に蚊帳の中に入って、初めての蚊帳を体験しました。


  最後の体験では、対人地雷の紹介がありました。地雷を作るのは300円くらいですが、撤去するにはその100倍もの費用が掛かること、全てを取り除くのに今後数十年もの期間がかかることなどが紹介されました。ユニセフ平和教室を終えた児童からは、「同じくらいの子どもが家の事情で学校にいけないことを知った」、「僕たちは水をいつでも使えるが、そうでない地域があると分かった」、「世界には色々な人たちがいて、私たちにできることをやっていきたい」などたくさんの感想を述べていました。


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