ぐるっと流山 六部尊を安全に新築

ページ番号23695 更新日 平成26年12月2日

六部尊で開眼式

   11月30日(日曜)、流山市加の六部尊で開眼式が行われ、多くの関係者が参加し、六部尊が建つ祠などが新しくなったことを祝いました。従来の祠は昭和33年(1958)に建てられたものでしたが、瓦屋根が破損するなど危険な状態であったことから地域の方々によって再建されたものです。当日は、鎌倉時代から続く平和台5丁目の名刹・日蓮宗長重山本行寺から宮田教永ご住職がいらして開眼式を行いました。


開眼式

   六部尊は、図書館、博物館の入口の坂道の西側にあり、古くから地域の皆さんに親しまれています。江戸時代の六部廻国(ろくぶかいこく)の石塔。明和4年(1767)建立。六部廻国は法華経を書き写し、日本全国六十六の霊場に一部ずつを納めることで、この巡礼を終えた記念として建てたものと考えられています。


本行寺の宮田住職

   同地区にある加岸大杉神社の小澤茂之責任総代が中心になって、昨年から祠などの新築準備を進めてきたものです。これまで積み立ててきた資金に、千葉日報社・千葉テレビ放送・ベイエフエム・千葉県遊技業協同組合が協力して設立した「夢まるふぁんど委員会」から「第10回夢まるふぁんど文化事業」基金50万円の支援を得て実現したものです。同基金の授与式は12月11日に予定されています。


多くの関係者が参加

   56年ぶりの祠等の新築準備に東奔西走してきた小澤総代は、「屋根も傾いて危険な状態でしたが、無事建て替えられて安心しました」と笑顔で語ってくださいました。会場には地元自治会の根本守会長ら多くの関係者が駆け付け新築を祝いました。開眼式を終えた皆さんは大杉神社の社務所に会場を移して、これからの年中行事の内容などを話し合いました。


六部尊で開眼式にて

   流山本町のツーリズムの活性化や郷土史への関心の高まりもあり、休日などには、流鉄流山駅から歩いて約6分のこの六部尊に多くの皆さんが訪れます。六部尊の隣には、博物館と図書館があり、両館の敷地内には葛飾県印旛県史跡の碑があります。明治2年、この地にあった本多家下屋敷に葛飾県の県庁が置かれ、明治4年の廃藩置県で印旛県の県庁舎となりました。こうした郷土の歴史などを調べる施設として博物館や図書館をぜひご利用ください。


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