ぐるっと流山 家庭科部の高校生が1日シェフ

ページ番号23680 更新日 平成26年12月3日

から風流の皆さんから仕事を教えてもらう高校生たち

   11月29日(土曜)、流山市東深井のダイニングカフェ「から風流(からふる)」で県立流山南高校家庭科部の生徒の皆さんが創作ランチを提供しました。「から風流」は、デイサービスや高齢者住宅を備えた福祉施設の一角にあり、地域の人が主体となって日替わりシェフが美味しいランチを提供してくださる「ワンデイシェフ」のレストラン。この日のワンデイシェフは同部の1年生10人の女子高生の皆さん。お揃いのシャツにエプロンやバンダナをつけメニューの説明から調理、会計まで笑顔で対応していました。


飲み物をお客さんに出す高校生

   流山南高校家庭科部は、ことし8月には、流鉄流山線の車両内に巨大な刺繍の絵を飾り乗客の皆さんに喜ばれました。この生徒の共同制作による刺繍は車内をカラフルに彩り、新聞各紙にも取り上げられました。また、同部では「みりん大福」を考案。シンポジュウムで発表をした様子などが、10月にNHK総合「ひるまえほっと」で放送されました。 みりんのスイーツのアイデアを中心になって考えたのは部長の鈴木美香さん。鈴木さんは「私は“おばあちゃんっ子”で、みりん大福も祖母(ご近所にお住いの矢島和子さん)からヒントを得ました」と経緯を語ってくれました。


部活のシャツを着て厨房で料理

   同校家庭科部顧問のおひとり千葉友紀子先生は、「家庭科」を裁縫や料理という技術や手法としてだけ捉えるのではなく、高校生が、これからよりよい生活をするために人々とのコミュニケーションをとる力などを養う部活動にしていきたいと、厨房の生徒たちを見守っていました。今回の「ワンデイシェフ」のお話も、白みりん200周年イベントの際に、生徒と「から風流」の方との何気ない会話から実現したそうです。


この日は地域のお客様で満席

   この日、部員たちが考案したメニューは、柔らかなパンに細く刻んだ牛蒡を添えた「季節のパンケーキ」。カウンターのお土産コーナーでは、部活オリジナル商品の「みりん大福」や手づくりの「にんじんジャム」も置かれていました。当日は、ご近所の皆さんも大勢訪れ、高校生の手づくりランチに舌鼓を打っていました。ダイニングカフェ「から風流」では、地域の方々が日替わりでランチを提供していますが、流山南高校家庭科部では「月に1回程度のペースでここの活動を続けたい」と抱負を語ってくれました。


千葉先生(左)と部長の鈴木さん

  今回、高校生が一日シェフ活動をしたダイニングカフェ「から風流」は、流山市東深井の「風の村サポートハウス流山」にあり、デイサービスや訪問介護、居宅介護支援、訪問看護、サービス付高齢者住宅などの施設の一角に7月にオープンしました。地域の人が主体となり日替わりシェフがおいしいランチを提供する今回のようなアイデアを中心に、ランチの後は、ケアラーズカフェと名前を変えて18時まで介護者の方のお話が出来るカフェとなっています。お問い合わせはダイニングカフェから風流(04-7153-5500)へ。


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