ぐるっと流山 利根運河の地形と歴史を歩く

ページ番号23594 更新日 平成26年11月20日

オランダ人技師ムルデルが歩いた道

フットパス

 11月7日、利根運河協議会と流山市との連携で、利根運河フットパスウォーキングを開催しました。さわやかな秋晴れの中、20人の参加者が利根運河周辺の歴史文化と自然を巡りました。


庚申山に並ぶ11基の庚申塔

 午前中は、明治時代の地図を片手に、利根運河開削の設計・工事監督であったオランダ人土木技師ムルデルの足跡をたどりました。利根運河が造られた当時の古写真や文書など、ガイドの新保さんが収集された豊富な資料を用いながらのお話に、参加者のみなさんは熱心に耳を傾け、メモをとったり、石造物などの写真を撮影したりしました。昔の地図に記されている社寺のほとんどが今はその場所にありませんが、参加者の中には社寺があった当時のことを覚えている方がいて、昔の面影が残る地形を前に、当時の話で盛り上がりました。


施設でコウノトリ見学

 利根運河周辺の歴史・地形ウォークを終え、午後は野田市の江川地区にある「こうのとりの里」で、施設の見学と江川地区に残る歴史遺産を散策しました。「こうのとりの里」は野田市のコウノトリ飼育施設で、この地で生まれた4羽を含む6羽のコウノトリを飼育しています。
 観察棟ではケージ内で飼育されているコウノトリをガラス越しに見ながら飼育員さんのお話を伺いました。みなさん初めて見るコウノトリに興味津々で、「餌としてドジョウなどの他に野菜はあげるの?」「オスとメスはどうやって見分けるの?」など沢山の質問が次々と飛び出しました。


コウノトリ

 ケージの中のコウノトリは大人しそうに見えましたが見学者を警戒しているだけで、本来は気性が荒く、お互いの相性が悪い場合はつつき殺してしまうこともあるそうで、「赤ちゃんを運んでくる」という言い伝えで親しまれているコウノトリの、実際の生態の話に驚きの声が上がりました。


新保さんによる江川地区の解説

 施設の見学後は、午前に引き続き新保さんの案内で江川地区を散策しました。新保さんは江川地区のビオトープにも携わっており、この地にまつわる歴史のほか、江川地区で繁殖する猛禽類や、ビオトープとして整備することになった経緯などについてお話いただきました。この日はちょうど、オオタカが飛んでいる姿を見ることができました。


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