ぐるっと流山 読書週間記念講演会「馬」をキーワードに流山の歴史を見る

ページ番号23537 更新日 平成26年11月21日

読書週間記念講演会

   11月15日、森の図書館で、読書週間記念講演会「馬」をキーワードに流山の歴史を見るが開催され、38人の方が参加しました。今年は午年であることから、森の図書館の森のたよりで流山市内の馬にまつわる神社・お寺を特集したり、古文書講座では、「下野牧」で馬について書かれた古文書を解読しました。また子ども向けに馬の蹄鉄を使ったフォトフレーム作りも開催しました。その他でも馬という視点で流山の歴史を探りたいと考え、今回、地域史研究家の青木更吉さんを講師に開催されました。


講師は地域史研究家の青木更吉さん

   流山には、「馬頭観音」、東深井古墳から出土した「馬形埴輪」、野馬土手など馬の文化財が多くあります。新田のつく村は小金牧を開墾した村だったと話され、オランダ観音の謎について、馬に関わる地名、江戸・明治の馬持ち農家の数についてなどを1部でお話しいただきました。休憩時間には、会場に並べた図書館で所蔵している青木更吉さんの著書をご覧いただき、借りていかれる方もいらっしゃいました。


38人の方が参加しました

  2 部は馬舟、馬坂、馬の農具についてお話があり、流山市立博物館に所蔵してある文化財の紹介もありました。現在も赤城神社に「馬持ち講」があるそうです。布施河岸(現・柏市)から加村河岸(現・流山市)の駄送(馬の背中に乗せて荷を運ぶ)についてや、馬の埋葬方法の違い、馬に関わる流山の文学についてオランダ馬をうたった流山の詩人「寺門仁」さんの本の紹介もありました。「流山の歴史は牧や、馬抜きでは語れない。松ケ丘の野馬除土手は、永久に残したい史跡です。」と締めくくられました。講演後は、参加者から「オランダ馬を牧に放牧した効果は?」など活発な質問がありました。
 


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