ぐるっと流山 第10回一茶双樹まつり

ページ番号23262 更新日 平成26年10月23日

一茶双樹記念館

   10月21日(火曜)から、一茶双樹記念館で、「第10回一茶双樹まつり」がスタートしました(11月3日(祝日)まで開催)。俳人・小林一茶は、生涯に50回以上も流山を訪れ、この地のみりん醸造家・五代目秋元三左衛門(俳号:双樹)との交流を深めました。平成2年、このゆかりの地が、流山市指定記念物(史跡)第1号「小林一茶寄寓の地」として指定され、平成7年、一茶双樹記念館としてオープンしました。一茶双樹記念館の中心となっている双樹亭は、安政4年(1857年)に建てられた秋元家の新座敷で、こうした江戸末期の商家建築の様式を伝える遺構の数は極めて少なく、文化史上極めて貴重な建物です。


秋元双樹の人となりや業績などもご紹介

  「一茶双樹まつり」では、一茶を支えた秋元双樹の人となりや業績などもご紹介していますが、中でも見どころは、明治6年(1873年)のウィーン万国博覧会、明治10年(1877年)の内国勧業博覧会に、流山の2大みりんブランドである、堀切紋次郎の「万上」みりんと秋元三左衛門の「天晴」みりんが出品され、秋元家に授与されたメダル。白みりん200周年を記念するさまざまなイベントが展開されている今年、流山のみりんの隆盛、さらには流山の黄金時代を象徴するかのような、歴史の重みを感じるメダルの実物をぜひご覧ください。
 


一茶双樹俳句交流大会

   「一茶双樹まつり」の中心となる行事が、「一茶双樹俳句交流大会」。今年で5回目となる参加型の俳句大会で、「一般の部」「小学生(4年生以上)の部」「中学生の部」の各部から作品を募集、今回は、北は青森県、西は佐賀県から、また、英語俳句4句のご応募をいただくなど、市内外より、合わせて3,119句もの力作が集まりました。


一茶双樹俳句交流大会「国際交流部門」

   来館者の人気投票により入賞作品を決定するユニークなこの俳句大会では、「一茶双樹まつり」期間中、流山俳句協会の方々による選考を経た584句が一堂に掲示されており、広い双樹亭の座敷が俳句で埋め尽くされた様は圧巻です。4句の英語俳句も「国際交流部門」として投票することができ、来館の方々は、各々投票用紙を手に、じっくりと作品を鑑賞、投票をしています。


一茶双樹記念館の枯山水庭園

  投票した方にはもれなく、一茶とかえるのイラストをあしらった、記念館オリジナルポストカードが、さらに、抽選で5人の方に、市内在住の作家で一茶の研究者である伊藤晃さんの著書「信濃の一茶のいる風景」をプレゼント。こうして選ばれた入賞者の表彰式は、11月23日(祝日)に一茶双樹記念館で開催され、入賞作品は12月中旬から1月中旬まで、流鉄の電車内へ掲示される予定です。どうぞお楽しみに。秋の一日、歴史と文化を訪ねて、一茶双樹記念館にぶらりと出かけてみませんか?


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