ぐるっと流山 流山白味淋200年祭

ページ番号23156 更新日 平成26年10月14日

白みりんが流山で誕生して200年

流山で白みりんが誕生して200年になるのを記念

 10月13日(祝日)、流山で白みりんが誕生して200年になるのを記念した「流山白味淋200年祭」(流山市、キッコーマン(株)主催)が、流山キッコーマン(株)の駐車場で行われました。会場は白みりんが誕生した江戸の街並みの雰囲気を再現し、みりんを使った伝統料理や新しく開発したメニューなどのほか、みりんの使い方を楽しく学べるワークショップなどさまざまな企画を実施。イベントの目玉の一つでもあり、この日から会場で発売となった「200周年限定醸造 万上白味淋」は求める方などで開場前から列ができ、用意した1100本は全て完売となりました。


会場入り口

 白みりんは1814年(文化11年)に、流山で醸造業を営んでいた二代目堀切紋次郎がこれまでの赤褐色のみりんとは違った白みりんを開発。飲んでおいしく、料理の味を引き立てる透き通った山吹色の白みりんを「万丈味淋」として売り出し、全国にその名をとどろかせました。その後、堀切家は現在のキッコーマン(株)となる野田醤油株式会社の設立に参加。今でも「マンジョウ本みりん」として発祥の地流山で製造されています。


鏡割り

 流山白味淋200年祭は、世界に誇る食文化「和食」を下支えし、和食だけでなく幅広い料理で使えるみりんの魅力を再発見してもらうことも目的のひとつ。式典では主催の井崎義治市長、キッコーマン(株)の堀切功章代表取締役社長CEOのほか、森田健作千葉県知事なども挨拶し、今や世界中で使われ、流山ふるさと産品にも指定している市の特産品・みりんの魅力を訪れた皆さんにピーアールしました。来賓による鏡割り後、来場者の皆さんに70リットル分の本直しが振る舞われました。


コラボ弁当

 各ブースではみりんを生かしたさまざまなメニューが販売されました。市内の老舗料理店・割烹柳家、京料理かねき、ブラッスリーしんかわ、割烹せきやの4店で構成された流山老舗会では、全ての料理にみりんを使用したコラボ弁当や会場限定となる「こぼれ梅の味淋アイス」などを販売。姉妹都市の長野県信濃町からは、道の駅の「ふるさと天望館」がそばつゆにキッコーマンのみりんとしょうゆを使った霧下そばを、10月20日に新規オープンする市の補助金を活用した管理栄養士のビストロEIZENではみりんのショコラを販売するなどしました。


みりんサンド

 地元の流山南高校の家庭科部では、高校生の若い感性で考案した、みりんやみりんの搾りかすを使った大福、パウンドケーキ、チーズケーキ、ジャムを販売。めざましテレビで料理の企画などを担当する市内在住のフードコーディネーターの渡邉未央さんは、この日のために流山白みりん肉みそサンドなどを特別に用意し、また、同日夜に放送された「食いしん坊万歳」でも絶賛されたイタリアンの丁字屋ではソースにみりんを使ったボロネーゼなどを販売し、いずれの店舗でも売り切れが続出しました。


パンケーキ

 みりんとしょうゆのワークショップや、特別に公開されたみりん工場の見学ツアーなどは早々に定員に達し、300人分以上にもなる特製みりんシロップをかけた巨大パンケーキも全て配られ、みりんとしょうゆのタレで焼くせんべい焼き体験も終始列が途絶えませんでした。野田市にお住まいで、定年まで流山キッコーマン(株)で働いていたという山田正道さん(73歳)は「かつての職場である流山にこれだけの人が来ているのを見て、とてもうれしく思います」と目を細めていました。


ろこどるのキャラも参加

 会場向かいの流山小学校の体育館で開催された、架空のまち・流川市を舞台にしたアニメ「普通の女子好生が【ろこどる】やってみた。」の声優トークショーには、会場に入りきらないほどにファンが詰めかけ、体育館は満員のファンで熱気に包まれました。流山白味淋200年祭の会場で実施されたゆるキャラショーにも、チーバくんやキッコーマン(株)のなあにちゃんに加えて、「ろこどる」に登場する「魚心くん」も登場し、ステージを盛り上げました。市外から来た「ろこどる」ファンの田中正樹さん(35歳)は「アニメを通して流山市に親近感を覚えるようになりました」と話し、ステージを楽しみました。


限定のみりんは秋元で販売

 当日すべて売り切れてしまった「200周年限定醸造 万上白味淋」は、今後は、市内の酒店・(株)秋元(流山2-108 電話04-7159-1111)でのみ販売されます。価格は1本税込1200円(300ミリリットル)。贈答用にも最適です。ぜひお求めください。


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