ぐるっと流山 美田自治会が防災訓練を実施

ページ番号23027 更新日 平成26年10月5日

市境を越えて8自治会と連携した訓練

約600人が参加

 10月5日、美田自治会(松島英雄会長)の防災訓練が行われました。この訓練には、市内4自治会(駒木・十太夫・東映団地・東初石4丁目)と柏市4自治会(柏ハイライズ・シティパラス柏・西柏台第2・西柏台明光)も参加し、市境を越えた計9自治会による合同訓練となりました。この日は台風18号の影響で悪天候となりましたが、避難場所となった八木北小学校には約600人の方が集まりました。


松島本部長(会長)に状況を報告

 訓練は、午前10時に震度7弱の地震が発生したことを想定し、その5分後に自主災害本部を立ち上げるところから始まりました。本部長となった松島会長から次々に指示が出され、八木北小の体育館内に避難所が開設されるとともに続々と避難者が集まり、各班のリーダーが災害時要援護者や乳幼児などの人数を本部に報告しました。


子どもも給水訓練を体験
子どもも給水訓練を体験

 訓練では、市との連携を想定し、災害時でもつながりやすいとされるMCA無線を利用して実際に市に被害状況と救援物資の要請が行われました。約20分後、市から救援物資(食料と毛布)と給水車が到着し、避難者自身で給水活動などを行いました。


続々と避難者があつまる

 3人のお子さんと一緒に参加した、美田にお住まいの中山圭世さんは、「自分とまだ小さい子ども3人を連れて避難するのは不安もありますが、近所の方の顔が見えると安心できます。普段からの近所付き合いも大切だと思います。また、非常用の持ちだしリュックや子ども用品は備えていますが、子どもを連れた状態で運んでみないと大変さが分かりません。よい経験になりました」と話してくださいました。


井崎市長

 災害救援物資とともに避難所に駆けつけた井崎市長は「天災は忘れたころにやってくるというのは昔の話。今は次から次に起こる災害に対応しなければなりません。周辺自治会とも連携したこの訓練は大変有意義です。現在迫っている台風18号にも万全の態勢で備えてください」と話しました。また、海老原市議会議長は「悪天候のなか約600人の方が集まる様子を見て、何が何でも生き残るという強い意志を感じました。さすが、防災功労者防災担当大臣表彰を受賞された美田自治会だと思います」と話されました。


齋藤議員、関口柏副市長など来賓の皆さん
齋藤議員、関口柏副市長など来賓の皆さん

 また、齋藤健衆議院議員も駆けつけてくださり、「災害時に生死を分けるのは、防災に関するちょっとした知識です。この知識を広げていくのにこういった訓練は非常に大事です。皆さんでこの知識を共有し、日ごろから備えを欠かさないでください」と話されました。


松島会長

 松島会長は「市境を越えて訓練を行えたのは大変うれしい。この地域では、災害と言えば地震の可能性が高く、自宅の耐震診断を受けるなど日ごろからの備えをしてください。もし、災害が実際に起きた時にも近隣で協力し合いましょう」と話されました。訓練終了後、参加した皆さんには炊き出し部が調理した豚汁とアルファ米の五目ご飯、ビスケットが配られ、冷えた体を温めていました。


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