ぐるっと流山 認知症サポーターキッズ養成講座

ページ番号22848 更新日 平成26年9月17日

グループワーク

   8月21日(木曜)、流山市向小金児童センターで、市内小学生を対象に、東部地域包括支援センター職員による認知症サポーターキッズ養成講座が実施され、児童27人、保護者3人が参加しました。また、今回の養成講座の開催にあたっては、向小金児童センターの職員とともに、以前に同講座を受けて認知症サポーターとなった千葉県立特別支援学校流山高等学園の生徒4人と教員2人がボランティアとしてお手伝いしてくださいました。養成講座では、絵本の読み聞かせや認知症○×クイズ、グループワークなどを行いました。ボランティアの学生が読み聞かせをした絵本は、大好きなおばあちゃんが認知症になってしまい、孫が、以前とは別人のように感じられるおばあちゃんの変化に戸惑いながら、認知症という病気を理解し受けいれていくという内容のものでした。同じ年ごろの子ども視点で描かれた絵本に、児童は皆集中し、聞き入った様子でした。


認知症まるばつクイズ

   東部地域包括支援センター職員による認知症の説明の後に実施した認知症○×クイズでは、児童みんなで積極的に○や×の札を挙げて、元気よく回答してくれました。グループワークでは、「認知症の方が困っていたら自分たちに何ができるでしょう」というテーマについて児童一人ひとりが考え、グループで意見交換をしました。児童からは「道に迷っている人がいたら、タクシー乗り場に連れて行ってあげたいです」といった意見がありました。養成講座を受けた児童からは、「認知症は見た目ではわからないけれど、とても大変な病気だと思います」「テレビで認知症という言葉を聞いたことはあったけれど、今回、どんな病気なのか知ることができました。実際に認知症の人に会ったら手伝いたいです」といった感想が寄せられました。


   認知症は誰にでも起こりうる脳の病気です。厚生労働省の発表によると、85歳以上の4人に1人は認知症であるといわれています。認知症の方が生活していくのは思った以上に大変です。しかし、周囲の理解や気遣いがあれば、穏やかに生活していくことができます。「認知症サポーター」は、認知症を正しく理解して、認知症の方やご家族を温かく見守る応援者のことをいいます。現在、全国で500万人を超える方が認知症サポーターとなっており、流山市においても、市内4か所にある地域包括支援センターが認知症サポーター養成講座を実施し、4,500人を超える認知症サポーターが誕生しています。地域の団体やサークルなどにも出向いていますので、認知症サポーター養成講座の開催を希望する方は、お気軽に介護支援課(電話04-7150-6531)へお問い合わせください。


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