ぐるっと流山 水道給水訓練

ページ番号22652 更新日 平成26年8月28日

水道給水訓練

   8月26日火曜日、水道給水訓練が行われました。訓練は、流山市水道局で定めた地震対策マニュアルに基づき実施するもので、今回の訓練は、8時30分に流山市内で震度5弱の地震が発生したことにより、管路の一部に漏水が生じ、また、おおたかの森浄水場内の施設の一部配管に漏水が生じたという状況を想定し、水道給水対策本部を設置しました。水道給水対策本部は、災害が発生あるいは発生の恐れがある場合に水道局に設置するもので、水道事業管理者を本部長とし、総括指揮監及び水道技術管理者を中心に庶務班、給水班及び工務(施設・管路)班を内部組織としています。


応急給水訓練

   8時40分に水道事業管理者が水道給水対策本部の設置を宣言し、第1回目の水道給水対策本部内会議が開催されました。会議では、地震発生直後の被害状況を報告するとともに、それぞれの班の役割を再確認する目的で、初動対応等を報告しました。流山市水道局では地震等が発生し被害が発生した場合、委託会社である第一環境株式会社、住重環境エンジニアリング株式会社、株式会社流山水道センターに協力をお願いすることになっています。また、流山市管工事協同組合、流山市建設業協同組合に対しても協定等により協力をお願いすることになっています。さらに、市の防災危機管理課を通じて締結した「水道水の緊急輸送に関する協定書」に基づき、新たにミナト流通サービス株式会社に協力を依頼します。


打ち合わせ

   今回の訓練では水道局を通じて各団体に訓練への参加を要請し、訓練では各団体への連絡を水道給水対策本部の各班長から要請する想定です。9時に株式会社流山水道センター、流山市管工事協同組合に参加していただき、水道局の用意した図面により管路の損傷についての確認お願いし、流山市管工事協同組合に対しては、流山市内を区画割して、同組合の構成会社により管路の損傷状況を確認するように依頼することになります。


水道給水対策本部内会議

   9時30分からは、第2回目の水道給水対策本部内会議を開催しました。会議では、管路及び施設等の損傷状況確認後を想定し、被害状況の報告を行うとともに、報告した被害状況に対する対応を確認しました。 内容は、管路の一部に漏水が発見され、修理が必要な状況であり、工務(管路)班及び流山市管工事協同組合によって、すぐに修理は可能であるが、修理の際には断水が発生し、断水への対応として応急給水を行うこと。濾過機の配管に漏水が発見され、工務(施設)班と住重環境エンジニアリング株式会社によって修理を行うことができること等が報告されました。また、地震等が発生して固定電話や携帯電話がつながりにくい状況も想定し、MCA無線を使用して、流山市防災危機管理課との間で通信確認を行いました。


応急給水訓練

   第2回目の水道給水対策本部内会議の後は、想定被害に対応する内容で屋外訓練を実施しました。訓練の内容は、広報実施訓練、応急給水訓練、管路損傷確認訓練及び濾過機配管修理訓練です。広報実施訓練は、広報車を用意して断水のお知らせを行うとともに、応急給水のお知らせするものです。応急給水訓練は、流山市管工事協同組合にダンプ4台と人員のご協力をいただき、さらに、流山市建設業協同組合とミナト流通サービス株式会社にも参加していただき、給水班の職員とともにおおたかの森浄水場に保管している2トンのポリタンクと応急給水栓を積載し、水道水を補給して市内2か所の小学校に見立てた場所に、応急給水用具を設置して応急給水訓練を行いました。


濾過機の配管の模擬修理訓練

   管路損傷確認訓練は、管路の修理を担当する工務(管路)班の水道局職員と、同じく管路の修理を担当する株式会社流山水道センターと流山市管工事協同組合により、流山市水道局の備蓄倉庫に出向き、管路の補修等に使用する備蓄品の確認を行いました。濾過機配管修理訓練は、工務(施設)班と住重環境エンジニアリング株式会社とが協力して、濾過機の配管の模擬修理訓練を行いました。それぞれの訓練は、実際の災害時を想定しながら、迅速かつ着実に実施しました。


意見交換会

   最後に、会議室に戻り今回の訓練によって得た経験を生かすべく意見交換会が行われました。意見交換会では、応急給水における市民の協力について、病院等への応急給水の実施について、管路の修理を行う場合において、備蓄品への購入年等の適正な表示について、優先的に修理を行うべき管路の指定について、管路の改良の早期実施について、基幹管路が損傷した場合の対応についてなど、活発な意見交換が交わされました。


関連リンク

このページに関するお問い合わせ

ぐるっと流山に関するお問い合わせは、担当課のページからお問い合わせください。
担当課のページ