ぐるっと流山 夏休み返上で「白みりん200周年記念高校演劇」の稽古に汗

ページ番号22577 更新日 平成26年8月19日

白みりん200周年記念高校演劇の舞台稽古

   8月18日(月曜)、流山市文化会館ホールで、白みりん200周年記念高校演劇の舞台稽古が行われました。今月末の30日(土)・31日(日)公演に向けて、ホールスタッフも交えて照明や舞台転換を打ち合わせしながらの立ち稽古が、県立流山おおたかの森高校と県立野田中央高校の演劇部の皆さんで行ったものです。猛暑が続く中、夏休みを返上して、それぞれの高校で振り付けやせりふを覚え、練習が続けられていて、本公演前には強化合宿や2校合同練習も計画されています。


舞台稽古

   この演劇は、「白みりん誕生200周年」を記念して、流山のみりんや野田のしょうゆを題材に、2話オムニバス構成の青春劇となっています。主催は、白みりん200周年記念演劇公演実行委員会(石山清貴実行委員長)。流山を舞台にした野球漫画「球世主!!」などの原作者として活躍されている流山市在住の人気脚本家・青木健生さんが両校を訪ねて、生徒にヒヤリングをしながら登場人物やストーリーを書き下ろしたもので、音楽は、作曲・編曲家の清水義直さん、パンフレット表紙イラストは、漫画家の落合ヒロカズさん。


県立流山おおたかの森高校と県立野田中央高校の演劇部の皆さん

   今年は白みりんが誕生して200年の節目の年。白みりんの開発は流山の醸造家、二代目堀切紋次郎と伝えられています。堀切家はしょうゆ醸造で知られるキッコーマン(野田市)の設立に参加。平成18年に分社化された流山キッコーマンでは現在も「マンジョウ本みりん」として製造が続いています。流山市立博物館では、企画展「流山のみりん」を開催、流山市内の出版社・崙書房では、「流山みりん物語」(川根正教著)を出版、10月には、キッコーマンの協力を得て大きなみりん関連のイベントも計画され、市内各地でみりんを使った料理教室や講演会なども展開されています。


舞台稽古

   今回の高校演劇は、歴史を再現する固い舞台ではなく、等身大の高校生の青春をそのまま舞台化。みりんをテーマにした県立流山おおたかの森高演劇部が演じる「白き魔術の継承者」では、目立つことが苦手な男子が、隠し味のみりんに共感を覚え、将来は、みりんのように、表に出なくても、なくてはならない存在になりたいと考えていきます。しょうゆをテーマに県立野田中央高演劇部が演じる「SHOU-TIME」では、元気いっぱいの女子が、国内はもちろん海外でも親しまれる野田のしょうゆに憧れ、いつかは自分も世界の舞台で活躍したいと夢みていきます。そして、進路に悩む夏休み、内気な男子と、元気な女子は…。エンディングは、オムニバスの舞台から両校一緒の舞台へと広がっていきます。


舞台稽古

   学生時代に劇団活動をされていたという流山おおたかの森高校演劇部顧問の中村槙一郎教諭は「生徒たちがやりたいように脚本を書いていただきました。キャラが立つように工夫を凝らしています」。野田中央高校演劇部顧問の石山清貴県立高校演劇連盟事務局次長は、「自分の進路について悩む季節に、2人の高校生が不安の中で進路を決めていくストーリーを演じることで、何かをつかみ取ってくれるものと期待しています」と語っています。主役を演じるのは、流山おおたかの森高校2年生の海老原征歩君(16)と、野田中央高校2年生、吉村彩さん(17)のふたり。見に来てくださった方々に元気になっていただける劇にしたいと張り切っています。


「白みりん200周年記念高校演劇」

   18日の立ち稽古では、せりふが多く、“しんみり”させる場面でも音楽は軽快なテンポで流れていました。せりふもテンポがよくないと時間に収まらない脚本で、部員たちは「滑舌がよくないと伝わらないので大変」。白みりんはアニメチックに、しょうゆはミュージカル風に仕上がりつつあり、各方面から期待が寄せられています。演劇公演は、初演が8月30日(土曜)14時から流山市文化会館で、再演が、翌8月31日(日曜)16時から野田市欅のホールで行われ、いずれも入場無料です。お問い合わせは、白みりん200周年記念演劇公演実行委員会(流山市生涯学習センター04-7150-7474)へ。


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