ぐるっと流山 一茶双樹記念館で赤城保存会・伝統芸能公演

ページ番号22489 更新日 平成26年8月11日

一茶双樹記念館

   8月9日(土曜)の夜、一茶双樹記念館で、流山市指定無形文化財保持団体である赤城保存会の皆さんによる伝統芸能の公演が行われました。赤城保存会は昭和48年に発足し、以来40年以上にわたり、流山本町界隈の神社祭礼でのお囃子やお神楽など、流山に伝わる伝統芸能を継承している団体です。昨年9月に「流山の祭囃子・神楽等」が流山市の無形文化財第一号に指定され、赤城保存会は、その保持団体として認定されました。


お神楽「日本武尊」

   当初、一茶双樹記念館の双樹亭全体を舞台とし、宵闇迫る庭園を観客席にご鑑賞いただくことを予定していましたが、台風11号が接近する不安定な天候の中で、舞台、観覧席ともに双樹亭の中に設営することになり、演者と観覧者が一体となった、さながら神楽宿のような様子となりました。足元が不安な中、予定を上回る多くのお客様にご来場をいただき、郷土に伝わる伝統芸能をご堪能いただけたことと思います。


お神楽「日本武尊」 

   赤城保存会では、流山市指定の無形文化財として3つの神楽を継承されていますが、当日の演目は「日本武尊(やまとたけるのみこと)」。赤城保存会の神楽の特徴は、台詞(せりふ)がなく演出の特別な舞台装置もなしに、必要最小限の所作と舞と小道具だけですべてを表現することと、場面に応じて常に囃子方が音楽を奏で続けることです。


お神楽「日本武尊」 火男の舞

   「日本武尊」は演奏時間が30分に近い長い神楽で、特に、夏の暑い季節では相当な体力に加え、舞手と囃子方のタイミングの取り方などに大変な集中力を要する演目です。当日は、御歳85歳になられる保存会の玉ノ井会長の火男の舞も披露され、たいへん充実した舞台となりました。


獅子舞

   お神楽の後は、休憩をはさみ、赤城保存会が保持する獅子舞の演舞とお囃子の演奏が行われました。お囃子は譜面もなく、笛も太鼓も師匠からの口伝による稽古で身につけるものとされ、最近では若手や女性、年少の会員も加わり、保存会の活動を充実させています。一茶双樹記念館では今後も折に触れ、地域の歴史文化の継承につながる催しを展開していきたいと考えています。お問い合わせは、一茶双樹記念館電話04-7150-5750へ。


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