ぐるっと流山 「ケビンさんとおおたかの森探検ツアー」と「お花の世界をのぞいてみよう」

ページ番号22424 更新日 平成26年8月5日

ケビンさんとおおたかの森探検ツアー

   8月2日、流山市水道局に集合し、生物多様性について楽しみながら学べる企画「ケビンさんとおおたかの森探検ツアー」と「お花の世界をのぞいてみよう」が、午前、午後の2部構成で行われ、第1部には24組57人の親子、第2部には9組27人の親子が参加しました。ケビンショートさんはナチュラリストの肩書を持つ傍ら、東京情報大学の講師を務めるなど長年、日本の里山に魅せられて日本で里山の保全活動を行っています。その気さくな人柄とユーモアあふれるキャラクターが子どもたちに大人気です。


探検隊としておおたかの森へ出発の準備

   1部のおおたかの森探検では、受付でケビンさん手作りの特製缶バッジを受け取り、探検隊としておおたかの森へ出発の準備。はじめに注意事項を説明する際には、鋭いトゲのあるアメリカオニアザミの注意とともに、おとぎ話が披露されました。和名はアメリカから来た鬼のようなアザミですが、実はこのアザミはアメリカ原産ではなく、もとはヨーロッパ大陸から渡ったもので、スコットランドでは国の花に指定されているそうです。かつてスコットランドではバイキングの侵略に悩まされていましたが、ある小さな村ではアザミの大群落のおかげでバイキングの侵入を防ぎ、このアザミによって村が救われたとのお話でした。


子どもたちはすぐに虫とり開始

  森に入ると、子どもたちはすぐに虫とり開始です。一番のお目当てはやはりカブトムシやクワガタムシ。しかし木の高い場所にいたり、日中は隠れてしまったりしているので、なかなか発見できなかった模様。それでもノコギリクワガタやコクワガタ、その他にもセミ、カエルなどを捕まえていたようです。


ノコギリ作業の体験

   また、水道局に戻ると、駐車場の一角でノコギリ作業の体験です。ケビンさんが準備したケヤキ、サクラ、カシノキの3種類の枝をノコギリで短く切ってキリで穴をあけてネームプレートをつけたキーホルダーを作りました。3種類の木はそれぞれが含む水分の量などから硬さがだいぶ違うそうで、カシノキは硬いため子どもたちも悪戦苦闘していました。


虫眼鏡をつかって植物の観察

   第2部は、「お花の世界をのぞいてみよう」をテーマに水道局の会議室に用意された植物を、虫眼鏡をつかってみんなで観察です。ヒルガオのほか、普段聞きなれないヤブガラシ、ワルナスビなど、それぞれに特徴があり、ケビンさん作成のイラストブックに、観察した花のおしべやめしべ、葉っぱの構造を書き足していきます。「虫眼鏡は虫を見るメガネではなく、虫の気持ちになって見るメガネ。みんな虫になったつもりで観察してね。」とケビンさん。子どもたちも細かい花や葉の構造を一生懸命観察し、イラストを完成させていました。今年で4年目を迎えるケビンさんのイベント。中には「毎年楽しみにしてます。」と毎年参加してくれる子もいます。ケビンさんも「来年もまた来てね!流山にはたくさんの植物があるから、たくさん探検、観察してみてください!」と締めくくりました。


このページに関するお問い合わせ

ぐるっと流山に関するお問い合わせは、担当課のページからお問い合わせください。
担当課のページ