ぐるっと流山 色砂で描く、ひとときの絵画ワークショップ

ページ番号22372 更新日 平成26年7月30日

色砂を使って大きな絵を描くワークショップ

  7月28日(月曜)、流山市生涯学習センターで、イギリス出身のアーティスト・ジェイミ・ハンフリーズさんによる色砂を使って大きな絵を描くワークショップが行われ、夏休みの子どもたちが参加し、作品を共同制作しました。チベットなどで制作される砂絵「マンダラ」を参考に、被災地の宮城県石巻市で行われたドローイング作品制作にアレンジを加え、浜辺ではなく室内で開催したものです。


キャンバスに思い思いの線や形を描く子どもたち

  集まった20人の子どもたちが、マンダラで表現されている宇宙観などにも触れながら、約6平方メートルの大きなキャンバスに思い思いの線や形を描いていきました。今回のワークショップでは、手を加えることで変化していく砂の特徴を生かし、最後に、ほうきを使って掃除するなど様々なドローイングの体験をしました。形として残らず消えてしまう「儚さ」についても考えながら瞬間、瞬間を大切に生きてほしいというアーティストの思いも子どもたちに伝わったようです。

 


イギリス出身のアーティスト・ジェイミ・ハンフリーズさん

  指導にあたられたジェイミ・ハンリーズさんは、さまざまな素材を用い、絵を描くという行為を通して特有の場を探検するインスタレーションを制作しています。杉並区の桃井第四小学校で継続的に実験的なワークショップ「アートキッズ」を展開しているほか、遊工房アートスペースの活動など、さまざまなコミュニティプロジェクトに携わっています。最近の活動に、2012年金箱淳一と共に開始し数々のドローイング作品を子ども達と制作する「石巻DRAWING PROJECT」。2013年遊工房アートスペース「ジェイミ・ハンフリーズ個展」などがあります。


色砂で描く、ひとときの絵画

   みんなで描いた絵が、生まれて消えていくまでの様子は、ホールの天井から吊るしたデジタルカメラで撮影され、映像作品として明日7月30日(水曜)から8月10日(日曜)まで流山市生涯学習センターロビーで展示上映されます。また、ジェイミ・ハンフリーズさんの作品や映像が公開されているロビーからは、同じ7月28日(月曜)に行われたワークショップ「中庭に太陽を!」で子どもたちが制作した絵画の屋外展示やトンネルも窓から眺めることができます。同センターにお出掛けの際はぜひ、ご覧ください。


色砂で描く、ひとときの絵画

  今回「色砂で描く、ひとときの絵画」というワークショップを開催した流山市生涯学習センターでは、8月1日(金曜)の版画家・蟹江杏さんのお絵描き、8月3日(日曜)の写真家・山下裕之さんのカメラの使い方、8月11日(月曜)の舞踊集団・菊の会の太鼓や踊り、8月18日(月曜)のアーティスト・中島祐太さんの街づくりなど、これからも夏休みの子ども向けワークショップが数多く行われます。また、8月1日(金曜)から11日(月曜)まで同センターのギャラリーで「3月11日の、あのね。×ふくしまだっこin流山」という企画展が開催されます。姉妹都市・福島県相馬市に想いを馳せた絵画や写真の展示です。ぜひ、お越しください。お問い合わせは、流山市生涯学習センター04-7150-7474へ。


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