ぐるっと流山 SFS合奏団がドイツ演奏旅行記念特別演奏会

ページ番号22260 更新日 平成26年7月22日

ドイツ演奏旅行記念特別演奏会

   7月20日(日曜)、流山市文化会館でSFS合奏団(植田しづか楽団長)の日独青少年文化交流のためのドイツ演奏旅行記念特別演奏会が行われました。SFS合奏団が平成20年に行った中国・長沙市での交流演奏会、平成24年のイタリア・クレモナに続き、今年8月、ドイツ・シュトラールズント市を訪問することから、壮行演奏会のような形でドイツ特別演奏会実行委員会(青柳未善実行委員長)を組織して開催されたものです。


日本民謡のソーラン節なども力強く披露

   シュトラールズント市は、バルト海に面した港湾都市で、ハンザ同盟の街として有名です。また、「シュトラールズント及びヴィスマールの歴史地区」として世界遺産に登録されています。子どもから大学生までの音楽家を目指す若い才能が、音楽や文化芸術活動を通して国際交流を深めています。当日は、炎天下、駐車場の案内に汗を流す人など多くのボランティアの皆さんが会場運営を支えていました。


弦楽合奏による音楽物語「セロ弾きゴージュ」

   第1部では、「シンプルシンフォニー」より「3..センチメンタル サラバンド」やロンド「アブデラザール組曲」よりブリテン「青少年のための管弦楽入門」、「パラディオ1.」、「交響曲29番」より第1楽章などを演奏した皆さん。指揮は、日本弦楽指導者協会初代会長の柴香苗氏をお招きし、日本民謡のソーラン節なども和風に揃えた粋な衣装を纏って力強く披露しました。


エンディングでは手拍子を打ち会場がひとつに

   第2部では、弦楽合奏による音楽物語「セロ弾きゴージュ」です。「ゴーシュは町の活動写真館でセロを弾く係りでした。けれどもあんまり上手でないという評判でした。上手でないどころではなく…。」東北が生んだ詩人で作家の宮沢賢治が亡くなった翌年の1934年に発表された作品を、小学生から高校生が朗読し、演奏が物語をリードしていきます。エンディングでは、朗読者も客席も演奏に合わせ手拍子を打ち会場がひとつになって盛り上がりました。


SFS合奏団がドイツ演奏旅行記念特別演奏会

   SFS合奏団は、これまでもイタリアのトスカーナ地方の昔話に材をとった「3つのオレンジの魔法」を弦楽合奏と朗読による音楽物語として上演するなど、文学と音楽を融合させたステージを得意としています。会場となった流山市文化会館では、一昨年の「注文の多い料理店」、昨年度の「銀河鉄道」に続いて、今年度も10月4日に小池博史演出による舞台「風の又三郎」の初演が行われるなど、この日の音楽物語「セロ弾きゴージュ」同様、宮沢賢治の作品が数多く上演され親しまれています。


このページに関するお問い合わせ

ぐるっと流山に関するお問い合わせは、担当課のページからお問い合わせください。
担当課のページ