ぐるっと流山 「風の又三郎」ワークショップ始まる~19日に発表会

ページ番号22225 更新日 平成26年7月16日

ワークショップが始まる

 7月15日(火曜)夜から流山市生涯学習センターで「風の又三郎」ワークショップが始まり、仕事や学校帰りに集まった10人の皆さんが舞台での動きなどを学びました。演出家の小池博史さんによる宮沢賢治シリーズで、一昨年の「注文の多い料理店」、昨年の「銀河鉄道」に続く第3弾です。東北が生んだ作家・宮沢賢治の作品を舞台化することで、3・11東日本大震災を風化させず、宮沢作品で問われている自然との共生などを考えていこうと企画されたものです。


小池博史さん

 ワークショップ初日となった15日は、15歳の高校生から大学生、社会人、60代の中高年者らが集まり、舞台で輪になり自己紹介の後、ゆっくり行動する「スロームーブメント」を繰り返し体験しました。この日は、床に置いたボールペンを拾って、元の席に戻るという単純な動きを、5分間かけて行いました。普段は数秒で行っている動作をゆっくり行うことによって、身体の動きを感じていこうとする舞台の基礎学習のひとつです。初めて参加された女性は、「身体を起して歩くだけの単純なことなのに、どうしたら立ち上がれるのか、分からなくなってしまった」と感想を語ってくださいました。


日常とは違う身体感覚を探す

 普段は、意識して身体を動かしているわけではありませんから、「日常の動き」をゆっくりと、時間をかけて動かすのは、意外と難しいことのようです。日常感覚をリセットすることから始まる人気のワークショップで、自分の身体と心に向き合い、今まで知らなかった感覚や自分を探してみようというものです。このワークショップは、15日から18日まで毎晩行われ、19日(土曜)20時時から流山市生涯学習センターホールで無料公演されます。舞台に立つのは初めての方々が、5日後には、照明を浴び、客席に向けて演じます。


ぜひ本番を見てください

 「どっどど どどうど どどうど どどう 青いくるみも吹きとばせ すっぱいかりんも吹きとばせ…」、谷川の岸の小さな小学校に、ある風の強い日、不思議な少年が転校してきます。少年は地元の子どもたちに風の神の子ではないかという疑念とともに受け入れられ、さまざまな刺激的行動の末に去っていきます。「風の又三郎」は、宮沢賢治が没した翌年(1934年)に発表された作品です。「注文の多い料理店」で人間と動物との関係を、次の「銀河鉄道」では彼岸と此岸の間を描き、「風の又三郎」へと繋がった「小池博史meets宮沢賢治シリーズ第3弾“風の又三郎”」にご期待ください。お問い合わせは、流山市生涯学習センター04-7150-7474へ。


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