ぐるっと流山 怪談VS科学トークイベント

ページ番号22129 更新日 平成26年7月10日

「怪談VS科学」と題したユニークなトークイベント

   7月9日(水曜)、流山市生涯学習センターで「怪談VS科学」と題したユニークなトークイベントが行われ、仕事帰りや学校帰りの皆さん約60人が怪現象の体験などに耳を傾けました。台風が近付く平日の雨の夜に、客席から質問や体験談が飛び交う2時半を超えるトークショーが展開されました。出演は、漫才師で怪奇現象体験者の春風ふくた師匠、「世界一受けたい授業」や「トリビアの泉」などで有名なコラムニストの唐沢俊一、俳優で怪異物蒐集家の渡辺シブヲ、漫才師ロケット団の三浦昌朗という豪華な顔ぶれでした。


渡辺シブヲさんがコレクションを披露

   渡辺シブヲさんが、集まってくださった皆さんに見ていただこうと持参した2つの箱を開け、「こちらが、ジェニー・ハニバーで、そちらが人魚のミイラで…」とコレクションを披露すると、進行の三浦昌朗さんは、「居酒屋でエイの干物を注文すると、こんなのが出てきますよね」と返して、漫才師らしく会場を笑わせます。遠野物語などで知られる東北地方の民間信仰「オシラサマ」のトークイベントをした際、音響や映像機器が突然不具合を起こした事例などを、映像を見せながら説明していきました。


体験した怪奇現象を披露する春風ふくた師匠

  春風ふくた師匠は、流山市生涯学習センターでは「笑って健康!お笑い大行進」シリーズでお馴染みのベテラン漫才師。歌謡ショーやお笑いイベントなどで全国を回った際に宿泊したホテルで体験した怪奇現象を次から次へと早口で披露。普段のとぼけた口調での漫才の舞台とは異なり、真面目な顔で体験談を発表します。言葉巧みに霊などを語り不要な物を売りつけたりする人間も多い現代社会ですが、霊魂などを考えることは親や親類など先祖について考え、悪い行為の歯止めになる場合もあるなど良い面で活かしてほしいと呼び掛けました。


唐沢俊一さん

   唐沢俊一さんは、東洋大学の創始者で哲学者の井上円了が、明治時代に流行していた「こっくりさん」の謎を科学的に解明した例を挙げ、迷信も「文化」であると主張。江戸時代中後期の絵師・円山応挙の有名な幽霊画から、現在活躍中の画家・松井冬子さんの幽霊画、そしてジャック=ルイ・ダヴィッドの絵画「ソクラテスの死」を示し、幽霊画に足がないのは、死の間際の人から「感覚が足先から失われていく」という話を円山応挙が取材したうえで描いたからではないかと解説しました。


次々と怖い体験談が飛び出します会場

   俳優の渡辺シブヲさんからは、「舞台にはよく本番中にも幽霊が出ます」とホールの名前を書かないことを条件に、次々と怖い体験談が飛び出します。4人のトークは、会場のお客様とのやりとりも交え、終始和やかに進行。いわゆるオタク文化、サブカルチャーと言われるジャンルのイベントですが、流山市生涯学習センターでは昨年から夏の夜のイベントとして年に一度だけ開催。平日の夜に仕事帰りの方々に気軽に立ち寄っていただける企画として試みたものです。


怪談VS科学トークイベント

   流山市生涯学習センターの今後のホールイベントは、「Music Plus One Special Concert」が7月12日(土曜)、「BAND FESTIVAL!!(SPECIAL GUEST山岡未樹スーパーセッション)」が翌13日(日曜)、「小池博史meets宮沢賢治シリーズ『風の又三郎』ワークショップ第3弾」が15日(火曜)~19日(土曜)まで、「鈴木史子&ザ・ドランカーズJAZZ LIVE」が22日(火曜)、「朗読劇・おふくろの季節」が26日(土曜)、そして、8月3日(日曜)の「真鍋知子(フルート)with BLU-SWING(JAZZ)」のコンサートと続きます。お問い合わせは流山市生涯学習センター04-7150-7474へ。


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