ぐるっと流山 クラブワンの地域活動

ページ番号21895 更新日 平成26年6月23日

愛犬と一緒に地域清掃から防犯パトロールまで行う「クラブワン」

会員同士での交流や犬の訓練

   毎週水曜日の東深井地区公園。会員同士での交流や犬の訓練を行っているのは、パピーウォーカー(盲導犬を育てる方)でもある上田恵真さんが代表を務める愛犬家の集まり「クラブワン」の皆さんです。この日は10人の飼い主と11頭の愛犬が集まっていました。愛犬はラブラドールレトリーバーから柴犬までさまざま。早速、上田さんの号令で輪になって、引き方や「お座り」、「伏せ」の練習です。


「お座り」「伏せ」などの練習

   愛犬たちにはやんちゃな子たちもいますが、それでも飼い主さんが根気よく指示すると思い出したようにお利口さんに言うことをききます。他の犬に気を取られないで犬と犬の間を歩くジグザク歩きや、飼い主が「待て」をしたまま離れて我慢をする練習などのメニューをこなしていきます。会員同士も犬同士も全体がアットホームな雰囲気で、こういう関係は犬を介してならではでしょう。


愛犬と飼い主が集合

   上田さんは、よく飼い主から聞かれる「うちの犬は…」という話は、飼い主がきちんと教えてあげていないことが原因と言います。犬に引っ張られている飼い主さんもよく見ますが、犬のためにも主人がだれかをきちんと教えてあげることが大事で、大型犬に引っ張られると転んで怪我をするなどの危険性もあり、周囲にも迷惑をかける可能性もあります。


犬の訓練のようす

   同クラブに参加し始めた時は、皆、元気一杯で飼い主さんの声が聞けないことも多いようですが、毎日少しずつ訓練を積み重ねていくと、お行儀よく「待て」や「お座り」の指示にじっと待てるようになるとのこと。上田さんも「犬は「ペット」ではなく「家族」であり、「パートナー」というかけがえのない存在。人が主であることに違いはありませんが、彼らのそれぞれの特性を尊重し、彼らの気持ちをしっかり受け止めながら、地域で共に生きることが犬と暮らす幸せです」とおっしゃっています。


犬の訓練のようす

   15年前に「レトリーバークラブ」という名称で始まった同クラブですが、活動を続けるうちにハスキーや柴犬、中型犬が仲間に入るとともに、名称も「クラブワン」と改称。こうしたサークルで他の犬と一緒に訓練をする機会があると、一人でしつけようとするよりも、犬が他の犬を見て勉強するので飲み込みも早く、犬も飼い主も一緒に楽しみながら学べるのがいいところだそうです。15年間の活動の間には亡くなる犬もおり、どうしても新たな犬を飼う気になれない方もいるそうです。そんな方でもクラブの犬と会うのが楽しみで会に参加してくださるそうで、愛犬は家族の一員とよく言いますが、クラブ全体が家族のようなものなのかもしれません。


犬の散歩をしながら公園のゴミ拾い

   この日はいつもより早く訓練を切り上げ、犬の散歩をしながら公園の中のゴミ拾いも行いました。同クラブは、市が募集した地域の清掃などを行うクリーンボランティア「まちをきれいに志隊」に登録をしていただいています。地域の問題となることがある犬のフンの放置も、飼い主の皆さんが当たり前の気配りをすることで、地域の皆さんが気持ちよく過ごすことができます。


防犯パトロールの「ワンワンパトロール」にも登録

   上田さんは「クラブワンは、防犯パトロールの『ワンワンパトロール』にも登録して、ベストと腕章を着けて散歩をしながらパトロールもしています。会員の皆さんもお仕事を持っていたり、家事があったりと忙しい方が多いですが、できることから少しずつでも地域に貢献できればいいなと思います。もちろん犬と一緒に」と笑って話してくださいました。また「ご興味のある愛犬家の方には、私どものクラブに参加していただくのもいいですし、地域の愛犬家でサークルのようなものをつくると、犬にも、飼い主にも、地域にも良い効果があると思います」とおっしゃっていました。


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