ぐるっと流山 高校生2人が高齢男性を救助

ページ番号21537 更新日 平成26年6月3日

迅速で適切な対応に感謝状

高校生二人が男性を救急
感謝状を手渡す久保消防長

 路上で動けなくなった高齢男性(81歳)の救急活動に貢献したとして、市消防本部は6月2日、救急に当たった県立流山おおたかの森高校2年の穴見涼輔さんと児玉和哉さんの2人に対し感謝状を贈呈しました。


初石駅前で

 5月22日昼、中間試験が終わり学校からの帰り道の初石駅前で、2人の目の前を自転車で走っていた高齢男性が突然倒れました。突然のことに驚きつつも、すぐに男性に駆け寄り、目がうつろで手が痙攣していた男性へ、近くにいた女性とともに声をかけ意識があるのを確認。児玉君は、男性を動かすことは危険と判断し、男性にじっとしているよう伝え119番通報をしました。


迅速な対応

 穴見君は近くに病院があるか確認した後、近くのお店の方が持ってきてくれた水を飲ませるため男性の体を手で支えました。2人は救急隊が到着するまで男性の状態を確認しつづけ、救急隊到着時には救急車の誘導をし、さらに救急車への収容にも協力しました。


授業で学ぶ

 2人は学校の授業でAEDの使い方や胸骨圧迫などの緊急時の対応を学んでいるそうで、児玉君は「無我夢中でしたが、対応できたのは授業のおかげ」と話し、穴見君は「男性が無事と聞いて本当にうれしい」とほっとした表情を見せました。男性の搬送後にたまたま現場を通ったという同校教頭の和田哲也先生は、「学校の授業で日頃からAEDや胸骨圧迫などの応急手当を学んではいますが、実際に学んだとおりに実践するのは簡単なことではない」と2人の対応を称えました。


高校球児の二人

 2人は高校球児。夏の大会へ向け、毎日練習に励んでいます。児玉君(一塁手)は「今年の夏こそは甲子園出場を果たしたい」と、穴見君(左翼手)は「つらいときもあったけど、監督に甲子園出場という恩返しがしたい」と夏への決意を語ってくれました。
 


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