ぐるっと流山 認知症サポーター養成講座

ページ番号21612 更新日 平成26年6月9日

高齢者疑似体験

   5月21日(水曜日)、高校生向けの認知症サポーター養成講座が開催されました。この日は、千葉県立流山高等学校生活科学科2年生を対象に、中部地域包括支援センターの職員による認知症サポーター養成講座を実施し、生徒22人と教員4人が参加しました。養成講座では、高齢者疑似体験や寸劇などにより、認知症への理解を深めるとともに、認知症の方との接し方について学びました。高齢者疑似体験では、指や膝・肘等の関節の動きを抑制するサポーターや重り、白内障の方の視界を再現した眼鏡を着用し、高齢者が感じる四肢と視界の不自由を体験しました。


寸劇

   寸劇では、ごはんを食べたばかりなのに「ごはんを食べていない」というおばあさんとお嫁さん、孫を生徒が演じました。「さっき食べたじゃないですか」とおばあさんの言葉を否定してしまう接し方と、「まだ食べてなかったですか。それでは一緒に食べましょうか」とおばあさんの話を否定せずに受け止める接し方、それぞれのケースを通じて、認知症の方の気持ちを考え、より良い認知症の方との接し方を学びました。受講した生徒からは「覚えている記憶もあって、私たちが考えている以上に、認知症の方は複雑な感情を持っていると思いました。」「認知症の方だけでなく、周りの人も一緒に認知症に向き合っていくべきだなと思いました。」といった感想が寄せられました。流山市では、市内4か所にある地域包括支援センターで認知症サポーター養成講座を実施しています。また、高齢者のさまざまな相談に応じています。地域の団体やサークルなどにも出向いていますので、認知症サポーター養成講座の開催を希望される方は、お気軽にお問い合わせください。


   認知症はだれにでも起こりうる脳の病気です。厚生労働省の発表によると、85歳以上の4人に1人は認知症であるといわれています。認知症の方が生活していくのは思った以上に大変です。しかし、周囲の理解や気遣いがあれば、穏やかに生活していくことができるのです。「認知症サポーター」は、認知症を正しく理解して、認知症の方やご家族を温かく見守る応援者のことをいいます。現在、全国で446万人を超える方が認知症サポーターとなっており、流山市においても4,100人を超える認知症サポーターが誕生しています。


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