ぐるっと流山 生徒たちが地域と協働で「あじさい通りの整備活動」

ページ番号21142 更新日 平成26年5月16日

流山高等学園では文部科学大臣表彰を受賞

あじさい通りの整備活動

   5月16日、前ケ崎の「あじさい通り」で、千葉県立特別支援学校流山高等学園(向野光校長)と地元自治会の皆さんなどによる除草作業が行われました。除草作業に参加したのは、同学園福祉・流通サービス科流通サービスコースの1年から3年生の生徒や教諭、地元自治会や地域の方などおよそ70人。夏を感じさせるような汗ばむ陽気の中、生徒たちと地域の皆さんは2時間に渡って除草作業を行いました。流山高等学園では、こうした地域と連携・協働した活動などが評価され、平成26年2月21日に文部科学大臣表彰を受賞しました。


あじさい通りの看板

  「あじさい通り」が整備されたのは22年ほど前。自治会では、当時竹林だった傾斜地を所有者のご理解をいただいて開墾し、たくさんのあじさいを植栽しました。それから長い間、地域の皆さんによる整備活動が継続して行われ、あじさいを大切に育ててきました。流山高等学園が自治会と一緒にあじさい通りの整備を行うようになったのは5年前からです。地域住民の高齢化が進むことで、あじさい通りの手入れが困難になってしまうことを心配した自治会が、流山高等学園に相談。ちょうどそのころ、生徒たちが学校の外に出て、人と触れ合いながら活動をする機会をつくろうと考えていた学園では、自治会からの申し出を受けて、協働で整備活動を行うようになったそうです。


傾斜地に設置された丸太

   あじさいが植栽されている場所は、かなりの急斜面です。足場がなく砂地のため、草取りなどの作業は非常に大変です。そこで、3年前から、整備活動がしやすいようにと同学園工業技術科の生徒たちが丸太で階段を作ってくれました。同学園流通コースの担当教諭は「あじさい通りの整備活動を通じて、人と人との交流やコミュニケーションを図ることを目的に行っています。生徒たちにとって地域の人たちと触れ合うこの活動は貴重な経験になると思います」とお話ししてくださいました。


除草作業を行う生徒や地域の方たち

  毎年多くの人で賑わう「あじさい通り」には、見学に来られた方のためにと、自治会が手作りのベンチやテーブルを道路脇に設置しています。本州団地元気会会長の野口義夫さんは「生徒たちとの整備活動は今年で5回目。学園を卒業した生徒に会うと“あじさいのおじさん”と声をかけてくれます。こうした触れ合いがうれしいですね。これからも若い力と一緒にあじさい通りを整備し続けていきたい」とお話ししてくださいました。この後も、数回の除草や花が咲き終わった後の剪定など、秋ごろまで整備が続きます。生徒たちや地域の皆さんの力で整備されたあじさい通りに、今年も色鮮やかで見事なあじさいの花が咲きます。


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