ぐるっと流山　ザ・ロー・ライダーズが迫力のライヴ

   子どもの日の翌日は「大人の日」という親父バンド企画が5月6日（祝日）、流山市生涯学習センターで開催されました。ザ・ロー・ライダーズ　スペシャルスプリングライヴと題したステージには、多くのバンドファンが詰め掛け、初夏のひとときを熱い音楽で楽しみました。出演は、今年1月に小池博史演出の「銀河鉄道」公演で音楽を担当されたハーモニカ奏者の八木のぶおさんをはじめ、流山で数々のライヴを行うベーシストの高橋ゲタ夫さん、そして、ギターの上侍さん、ピアノの羽仁知治さん、ドラムのチッコソウマさんという豪華なメンバーでした。

   ベースとヴォーカルを担当された高橋ゲタ夫さんは、高中正義、オルケスタ・デル・ソル、日野皓正をはじめ数多くのセッション＆レコーディングに参加。森村献、NORAと共にキューバ、メキシコ他、中南米4カ国公演。熱帯ジャズ楽団NY公演など海外公演も多く、その傍ら井上陽水、徳永英明等のツアーにも参加されていて、流山のライヴでは、客席に一緒に歌おう、一緒に踊ろうと呼び掛ける陽気なミュージシャンとして多くのファンに親しまれています。

   ハーモニカとヴォーカルを担当された八木のぶおさんは、今年1月に流山市文化会館で公演された宮沢賢治原作の舞台「銀河鉄道」の生演奏などで流山ではお馴染みのミュージシャンです。TV「北の国から」や「探偵物語」、北野武監督映画「HANABI」のサウンドトラック、筑紫哲也のTV「ニュース23」のエンディングテーマ等でハーモニカ演奏。数々の著名アーティストと共演し日本の音楽シーンになくてはならない存在です。

   ドラムとヴォーカルを担当されたチッコソウマさんは流山のステージ初登場です。矢沢永吉の全国ツアーに参加。ニューヨークに渡り、R&B、Blues、Jazz等を習得。ゴスペルの教会で約年ほどレギュラーのドラマーとして活躍。帰国後ライブ活動の他、国内のミュージシャンとのコンサート、セッション、レコーディング等に参加されています。5人のメンバーは、数多くの修羅場をくぐり抜け、今、自然体でステージに立つ男達で“じっくり行こうぜ”を合言葉にローライダーと名付けたそうです。

 ギターとヴォーカルを担当された上侍さんは、オルケスタデルソル、POISON POP、EDO＆JAMMING、はにわちゃん、吉田ぎんみ（銀粉蝶）＆THE PINK、野毛ハーレムバンド、キャトルバンド、ゥズマキマズゥ、GeorgeWorld、他多数のバンドを経験。POP＆アバンギャルドな音楽家として定評があります。「夢がある限り青春真っ只中」という“親父バンド”と言われる年代の方々の音楽活動がアマチュアバンドでも盛んですが、この日は、そうした年代の方々が多くいらしていました。

   ピアノの羽仁知治さんは、ジョージ大塚、金井英人、植松孝夫のグループピアニストとして都内ライブハウス等で活動を経験。その後、作曲、アレンジャー、ピアニスト、キーボーディスト、プロデューサーとしてテレビ、映画等の音楽制作及び出演などをはじめ、商業音楽分野でも幅広くご活躍されています。宮園からいらした鶴谷園子さんは、「3・11震災で被災された東北への応援歌“夕焼けの空”に感動しました。ロック調は苦手意識があったのですが、いつの間にか会場が一つになって楽しんでいました」と感想を聞かせてくださいました。

   いよいよ流山市生涯学習センターを中心にボランティアの皆さんの手による夏のジャズフェスの季節が近付きました。第4回流山ジャズフェスティバルのオープニングを飾るのは超一流のプロビッグバンド「猪俣猛ジャズオーケストラ」のコンサートです。6月28日（土曜）14時から流山市文化会館で開催。出演は、猪俣猛（Drums／Leader）、青木弘武（pf）、加藤真一(b)、鈴木孝二（as)、唐木洋介（ts）、右近茂（ts）、菊地武（bs）、仲兼一郎（tp）、羽毛田耕士（tp）、寺内茂（tp）、松木理三郎（tp）、内田日富（tb）、池田雅明（tb）、小林稔（tb）、渡辺亮（btb）と、プレーヤー全員が自らのバンドを持つ豪華なミュージシャンによる迫力の演奏にご期待ください。なお、西初石小中学校の子どもたちもゲスト出演の予定です。お問い合わせは、流山市生涯学習センター04－7150－7474へ。