ぐるっと流山 家族で楽しむチェロコンサート&菅野博文公開クリニック

ページ番号21007 更新日 平成26年5月7日

チェロコンサート

 ゴールデンウィークの最終日の5月6日(祝)、朝からの雨も上がった中、子ども連れの家族が流山市文化会館でチェロの音色を楽しみました。東葛飾地区のチェロ愛好家、ゴルターマンの会の協力のもと、「家族で楽しむチェロコンサート&菅野博文公開クリニック」が開かれ、約700人の方が集い、生の音楽を楽しみました。


子育て中の方も入場可能

 今回は普段、生のクラシック音楽に触れることができない小さな子どもを子育て中の方も入場可能ということで、多くの家族が来場しました。第1部は日本を代表するチェリスト菅野博文さんと流山市在住のピアニスト太刀川紀子さんによるコンサート。菅野さんはNHK毎日音楽コンクールで第1位。第5回チャイコフスキー国際コンクールでも第3位に、ソ連作曲家課題曲最優秀者特別賞を受賞されるなどの実力派で、米国内外でオーケストラとの共演、ソロ活動を経て、今は昭和音楽大学の教授として後進の指導にあたるなど活躍中です。


たくさんの曲を演奏

 第1部の演奏曲は、チェロの名曲「白鳥」ヴィバルディのチェロ協奏曲、ロシアの作曲家ラフマニノフの「ヴォカリーズ」、チャイコフスキーの「ロココ風の主題による変奏曲」フランスの作曲家フォーレの「夢のあとに」の5曲が演奏し終わると、アンコールの拍手が起こり、カザルスの「鳥の歌」がアンコール曲で演奏されました。来場された方の中でも、ぜひこの曲を聴きたいと願っていた方がいて、「平和と自由を願う曲なので平和都市宣言をしている流山で演奏していただき感激しました」と話していました。


お子さん連れもOK

 市内からいらした3か月の赤ちゃん連れのご夫婦は、「音楽を聴くと元気になって大きな声を出し始めるんですよ」と赤ちゃんをあやしながら嬉しそうに話してくれました。会場内は通常のクラシックコンサート会場とは若干違い、子どもの声も聞こえていましたが、演奏している菅野さんは、「周りの人に迷惑をかけるのではと、子どもの声を気にしないでくださいね」と子ども連れの方に温かい言葉をかけていました。また、進行役の臼田さんは「一流の音楽を肌で聴いてもらいたい」と話していました。


第2部は菅野博文さんの公開クリニック

 第2部は菅野博文さんの公開クリニック。まずは、流山市立南流山中学校吹奏楽部2・3年生46人の演奏です。ディズニーメドレー、ステップバイステップ、そしてクリニックを受ける曲「コンサートマーチ青葉の街で」と元気のいい演奏が続きました。菅野先生からは、音の調整や強弱など具体的に話があり、クリニックが終了しました。体験した中学生は、「日ごろ顧問の先生から言われていることと同じことだったので、指摘されたことがよく理解できました。コンクールに向けがんばります」と元気に答えてくれました。菅野先生への感謝としてお礼の歌「ケサラ」「See You Again」が会場に響き渡っていました。


来場者からも大絶賛

 来場者の方々も、「静かな環境で聴くのもいいですが、子どもの声もあり、これでいいと思う」「子どもと行けるコンサートは少ないのでうれしかった。先生が子どものことを気にしないでとおっしゃっていただけてゆっくり聴かせてもらえた」「チェロの生の音色の素晴らしさが伝わった」今回流山市内はもとより、松戸市、柏市、我孫子市などの近隣から来場し、多くの方が菅野先生の柔らかく深いチェロの音色を堪能しました。


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