ぐるっと流山 めだかの会 こがわをきれいに

ページ番号20957 更新日 平成26年4月30日

12年目のボランティア 約50人が今上落としのごみを回収

「めだかの会」による河川の清掃

   4月29日(祝日)、江戸川に沿って南北に流れる今上落とし、通称「こがわ」を、魚やしじみが捕れるきれいな川によみがえらせようと、地元ボランティアグループ「めだかの会」(嶋村修代表)が河川の清掃を行いました。この活動は、今年2月に亡くなられた前代表・森淑浩さんが、毎日見る「こがわ」がごみで汚れているのを見かね、昔のように子どもたちが川に入って遊べるようにしたいと、平成15年にめだかの会をつくり、河川の清掃を始めたもので、初年度は春と秋の2回、以後は毎年4月29日に実施し、今回で13回目となります。


周りの土手や遊歩道をごみ拾いする班の作業

  朝9時、嶋村新代表の開会あいさつ後、集まった約50人の方々は、川の中でごみを回収する班と、周りの土手や遊歩道をごみ拾いする班に分かれて作業を開始しました。この日は、地元の加岸自治会や根郷町会、消防団第3分団、江戸川カヌー同好会、トーカツ建興、株式会社三枝などが協力。また、河川を管理する県東葛土木事務所から高柳建設課長も参加され、小谷橋から富士橋までの周辺、約1.5キロメートルを清掃しました。


川の中でごみを回収する班の作業

   今回初めて参加した「加岸子ども会」の子どもたちは、菜の花が咲く川沿いの道を歩きながら、丁寧にごみを拾っていました。胴長靴を履いて「こがわ」に入った消防団やカヌー同好会などの皆さんは、とび口やごみ袋を手に、ごみを拾いながら、歩きにくい川の中を進みます。昨年は拾ったごみをボートに載せて運び、クレーン車でボートごと吊り上げるなど機械を使用しましたが、今年はすべて手作業で行いました。川から上がってきた皆さんの額には、泥と大粒の汗が流れていました。


集められたごみは約1トン弱

   例年参加されている皆さんは、ほとんどが地域の方々。子どもの頃に「こがわ」で泳ぎを練習したり、みそ汁の具にしじみを捕った経験を持つ方も多い。「河川の清掃を始めた頃は、洗濯機や冷蔵庫が捨てられていたこともあった。ここ数年は枝や木くずなど自然のものが多く、ごみの量も減っています」と話されました。集められたごみは約1トン弱。一部、消火器や鉄パイプがあったものの、人の手によって捨てられたものは少なく見えました。


加岸自治会の根本会長による挨拶

   午前11時頃、ごみが分別され作業は一時終了。加岸自治会の根本守会長から「今年は機械等を使わず手作業での清掃となりましたが、嶋村代表をはじめ、ご参加いただきました皆さまには、大変お疲れさまでした」とお礼の言葉が贈られました。また、根本会長は「この場に森さんの姿を見ることができないのは非常に残念です。地域の皆さんが親しみを持てる「こがわ」になるよう、引き続きご協力をお願いします」と話されました。その後、江戸川の土手でお弁当を食べながら反省が行われ、清掃活動が終了しました。なお、この日の様子は、JCNコアラ葛飾でも取材され、当日のデイリーニュースで紹介されました。


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