ぐるっと流山 森の図書館科学教室 姿を変えるひとしずくの水

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ページ番号1019270  更新日 平成30年8月24日

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講師の話の様子の写真

 平成30年8月19日(日曜日)、森の図書館で科学教室「姿を変えるひとしずくの水」が開催され、小学4年生以上の15人と保護者の方が参加しました。この科学教室は、森の図書館と柏の葉サイエンスエデュケーションラボ(KSEL)が共催で、夏休みの期間、近隣の子どもたちに図書館で科学について学んでもらう目的で企画されたものです。

会場全体の写真

 柏の葉サイエンスエデュケーションラボ(KSEL)は、東京大学柏キャンパスのある柏の葉を活動拠点に、平成22年に発足した科学コミュニケーション団体です。東京大学大学院生の有志が中心となり、科学に携わる学生や研究者と近隣の住民との交流を図る趣旨で、科学に親しみを持ってもらう活動を行なっています。森の図書館では毎年夏休みに近隣の子どもたちを対象に、科学教室を行ってきました。

実験道具の写真

 この日行われたテーマは「水」です。講師は、東京大学大学院理学系研究科の宮本千尋さん。宮本さんは大学院で地球化学や大気化学を研究しています。まずは、水について子どもたちにどの程度知識があるか確認し、水とは何かをお話ししてくださいました。子どもたちが座る机には、水の入ったビーカーやピペット、透明な四角い容器など実験道具が揃っています。初めの実験は、ピペットから落とした一滴の水がどのような形をして落ちるのか、落ちた後はどうなるのかをじっくりと観察しました。

水滴を落とす様子の写真

 一滴が落ちる速度はあまりにも早く、形を観察するのに一苦労。それでも、先生からどんな様子だったのか尋ねられると「玉の形をしていた」「つららの先が丸くなった感じ」と数人から答えが上がります。全員で映像を確認し、一滴の水はきれいな球の形をしていると知ることができました。

紙で水を吸い上げる様子の写真

 宮本さんは「水」をテーマに、表面張力や蒸発・凝固、毛細管現象などさまざまな角度からお話ししてくださいました。透明なコップに水を縁の際まで入れてもらい、その中にビー玉を落として観察する表面張力の実験や、さまざまな種類の紙を割り箸に並べ、一斉に水につけて紙が水を吸い上げる力を見る毛細管現象の実験は、グループになって行われました。最初は緊張していた子どもたちも、次第に打ち解けて楽しげに実験を進めることができたようです。実験がうまく成功すると、お互いに感想を言い合う様子が見られました。

熱心に話を聞く子どもたちの写真

 最後にお土産として、毛細管現象を利用した、あさがおの模様作りを行いました。コーヒーフィルターを丸く切り抜いて、そこに水性のカラーペンで模様を描きます。折り畳んだ先を水につけると、紙は水を吸い上げて、ペンの色がほどよく紙ににじみました。広げて画用紙にのせると、色鮮やかなあさがおの完成です。皆さん熱心に話を聞いたり、手を上げて発言したりと90分間、真剣に取り組んだイベントとなりました。

毛細管現象を利用した、あさがおの模様の写真

 今後、森の図書館では10月21日(日曜日)に、子ども創作教室「親子で作ろう ちぎり絵で秋の掛け軸」が開催予定です。保護者の方と一緒に、幼児から参加することができます。詳細は今後の広報ながれやまや、森の図書館ホームページでお知らせする予定です。

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