未来会議
日時
平成10年3月14日(土曜日) 午前10時から
場所
流山市役所 庁議室
議題
「こんなまちに住みたい」
次第
- 開会
- 事務局挨拶
- 議事
・自己紹介
・今の流山市について
・これから先の流山は、こうなってほしい!
・市政への要望について - 閉会
議事録
ただいまから未来会議を開催します。
(事務局)
- ご意見をいただき、長期構想の策定に向けて参りたい。
- これまで2月10日には子ども議会を、3月1日には女性会議を開催した。統一テ-マは「こんなまちに住みたい」である。
- 本日の未来会議は、今年成人を迎えた若者の意見を聞く場として設けたので、新鮮な発想や意見をお願いしたい。日頃感じていることや将来についての発言をお願いしたい。
(コ-ディネ-タ-)
- 総合計画についての概略説明
- 過去20年間を考えてみると、大幅に変わってきたもの、それほど変わらないものと様々である。
- 大きく変わってきたのはメディアであろう。ニュ-スステ-ションのキャスタ-の久米宏などは考えられなかった。NHKのアナウンサ-のような人が、標準であった。
- 行政も今後変わっていくべきである。変わらざるを得ない。
- 今後の20年間を考えてみると、皆さんは40歳代に入り、働き盛りの時期になっている。自分はどのようになっているのか、親はどのようになっているか、を考えると、20年後の自分をみつめられるかもしれない。
- それぞれ、まず自己紹介をしていただきたい。
(Aさん)
- 市野谷に住んでいる。周りは畑などでどちらかといえば発展はしていない。コンビニなどはあるが、買物となると柏に行く。不便な地域といえる。
- 友達と遊ぶところが少ない。どうしても松戸などに行く。カラオケはあるけれども、若い人が集まるようなものがない。
(Bさん)
- 向小金に住んでいる。松戸、柏に近い地域である。松戸柏に出た方が近い。運動公園ぐらいしか行かない。流山ではここに行きたいと思うものがない。
- 登下校のこども達や生徒が、広がって歩いている。危険を感じる。歩道などもしっかりしていない場所がある。
(Cさん)
- 名都借に住んでいる。東京よりも緑が多いものの、お店は少ない。駅周辺は栄えているものの、少し離れると不便である。
- 「流山」の知名度が低い。流山と答えてもよくわかってもらえない。
(Dさん)
- 野々下に住んでいる。近隣に家が多く建ってきた。昔は、ザリガニ取りや、泥遊び、ボ-ル遊びなど体を使った遊びができた。今はお金を使う遊びになっている。
- 公園などでも遊びについて、多くの規制があり、そのため道路で遊ぶしかないような状態もある。
- 緑も多く、車の通りも少なく安全で、柏に比べて住むにはよいところである。買物については執着心がなくて、柏に行く。
(Eさん)
- 南流山に住んでいる。住んで15年になるが、当時は畑とか草地とかで発展はしていなかったが、最近は駅前にビルなども建ってきた。
- 緑が少なくなってきたのではないかと感じる。公園はあるが、規制があってあまり遊んでいるこどもはいない。
- 江戸川の河川敷で野球やサッカ-ができるのでこの点はよい。
- 街が発展していくと路上駐車が多くなり、道路が渋滞し、間からの飛び出しなどもあって危険である。
(コ-ディネ-タ-)
- 皆さんの意見を聞いていると、流山のいいところは緑が多いということを実感できるということか。
(Aさん)
- 友達のところに行くと感じる。
(コ-ディネ-タ-)
- 東京都区内23区に住むのと流山に住むのではどちらの方がよいと思うか。
(参加者全員)
- 参加者全員流山市に住み続けたいと回答。
(Dさん)
- 東京は、便利ではあるが、ゴミゴミしている。
(Cさん)
- 流山は、一戸建てが多い。マンションよりは住みやすい。
(コ-ディネ-タ-)
- 意見の集約
(Dさん)
- 流山が都会的になっていくのか、それとも住みやすい街にしていくのかだと思う。発展したいことはわかるが、住み安さも大事である。
- 発展の場所と緑が多く残っているところがあってもよい。
(Eさん)
- 住むにはよい場所である。両極端の場所もあり、あいまいな場所もある。
(Fさん)
- 十太夫に住んでいる。15年以上になる。
- 十太夫には施設が少なく、生活圏は松戸、柏である。
- 流山でも格差があると感じている。
- 緑が豊富で、静かで、虫取りや、ザリガニ取りなどもできる場所がある。
- 街作りでは、市街地として整備するところ、遊び場として整備するところがあってもよい。小さな公園よりも大きな公園がある方がよい。
- デパ-トなども近隣にあればよいし、住んでいるところにはス-パ-があればよい。
- 常磐新線についてもあまり明確になっていない。平成17年には開通といわれているが、ごちゃごちゃした街にはなって欲しくない。
(事務局)
- 常磐新線について説明
(コ-ディネ-タ-)
- 20年後の流山についての意見をいただきたい。
- 平成10年3月1日に行われた、女性会議における「こんなまちに住みたい」についての意見紹介
(Eさん)
- 予想しづらいが、高齢者が増え、自分の身の周りの世話もうまく出きない人が増えてくるので、福祉を充実させる必要がある。そのためにボランティア活動の活発化や参加者の増大を図るべきである。
- 情報の伝達の充実が求められるので、広報活動を見直すべきである。
(Dさん)
- 流山は変わってくるだろう。
- 知りたい人だけが知るのではなく、全員が知ることができるような情報提供が必要である。デイスカッションする場、社会の声を聞く場が必要である。
- 常磐新線では、人は増え、緑は減ることは確実である。
- 学校施設は、地域に開放すべきである。管理についても市が、ボランティアをお願いして、管理することができる。
(コ-ディネ-タ-)
- 事務局から広報紙の発行状況について説明を。
(事務局)
- 月の1日と15日の2回発行している。その他、グラフ版なども発行している。さらに、コミュニティだより、議会だより、エコらいふ、消費者情報紙などもある。
(Dさん)
- 市の情報をテレビで流し、それに対して市民がファクスで意見がいえるようになればよい。
(Fさん)
- 市からの広報はあるが、市民から意見をいう場がない。
- 30代40代の意見、ディスカッションの場、行政に意見をいえる場を定期的に増やすべきではないか。
- 上下水道などの整備をやってもらいたい。
(コ-ディネ-タ-)
- 限りあるお金の配分であると思う。上下水道整備、道路整備、公園整備など多種多様な事業を行政では行っている。例えば100円のお金しかない場合にどう使えば市民の福祉増進につながるかである。
(Fさん)
- 新線を整備することによって、税収の増につながる。
- 既存市街地を整備し直すのでは、お金がかかるが、新線では整備された市街地は作りやすい。広報紙で情報をどんどんだして、市民にわかってもらうべきである。
- お金がないとすれば全ての要望要求に応えられないので、厳選することも必要になる。
(Cさん)
- 情報が少ない。常磐新線は聞いたことがあるが、中味まではしらない。広報ながれやまは知っているが、そのほかの広報媒体はしらなかった。
- 地形にもよるが、坂が多い地域にもっとこまめにス-パ-などがあれば、障害者や、お年寄りにとって便利になる。
(コ-ディネ-タ-)
- 施設配置の分散化あるいは集中化の問題を含んでいる。各地域に規模は小さくとも分散するのか、大規模なものを1つだけ作るかの違いである。
(Cさん)
- 坂が多いと散歩もつらい。
- 大きいス-パ-があればうれしいが、日用品だけを置いてある、扱っているス-パ-などもあっていいのではないか。
(Bさん)
- 情報提供は活発に行うべきである。
- 新線のできる駅周辺の人と、離れた人では意見は違うし、考え方も違う。
- 住む場所が違えば、意見も違ってくる。各地域から意見を取り寄せるべきである。
(Aさん)
- 新線の駅周辺は発展するが、中間点にも発展してもらいたい。
(コ-ディネ-タ-)
- 意見の集約
(Bさん)
- 学校開放での申込みや、許可の方法ル-ルを拡大すべきで、使いたいときにつかえるようにならないか。
- パソコンでの申込みや、空き状況の確認などである。
(Cさん)
- 中小の運動場や、公園は使いづらいので、大きくなったときでも使えるものが欲しい。
(Fさん)
- 今後パソコンも発達していくので、問題解消のために、取り入れていくべきだ。
(Dさん)
- 新線ができると運動公園はどうなるのか。
(事務局)
- 多少の変更はあるが、概ね現状のままで残る。
(Dさん)
- 借りたい本があっても図書館は遠いのでいかない。いきやすい場所に欲しい。
- 図書館の開館時間も延長すべきである。
(Eさん)
- 河川敷があるものの、自由には使えない。いつも同じような人が使っている。だれでも使えるようにしてもらいたい。使う場合には、話合いがあるらしいが、よくわからない。
(コ-ディネ-タ-)
- 開発して発展して便利になることと、住みよい、緑が多い、変化がゆっくりしている、ことの攻めぎ合いのような気がする。
- 流山の特色作りについてご意見を
(Dさん)
- 住みよいほうに力を入れるべきである。
- 商業の充実については民間でやるべきで、行政は、図書館とか福祉とかに力を入れてもらいたい。
- テ-マパ-クも考えられる。
(Fさん)
- 北部に工業団地があり、これをもっと伸ばすべきだ。
- 新線だけでなく、インタ-の活用も考えるべきだ。車の利便性を活かしたものを考えるべきだ。もちろん田園を失くせばいいというものではない。
- 緑が残っているところは積極的に残すようにしてもらいたい。緑のないところに緑を作るのは、大変なことである。今の緑を残す方法を検討してもらいたい。市野谷の森も整備して、公園などにして残してもらいたい。
- 柏のようにはなってもらいたくない。
- 住みよいは、人、年齢層、によっても違う。
- 住む場所と遊ぶ場所を区分けする。
(Dさん)
- デパ-トなどもよければ人は集まってくる。
(Fさん)
- ピクニック気分でいける場所も増やしてもらいたい。
(コ-ディネ-タ-)
- 守るべきものは守るということか。
- 流山の売り物といったら何だろう。川越の江戸の町並み、銚子の鰯、野田の醤油など。
(事務局)
- 昔は味醂があった。流山の味醂、万上味醂などである。
(Cさん)
- 味醂の状況はどうか
- (事務局)
- 当時より市場占有率が落ちている。
- 料理も変わってきているためか。
(Dさん)
- 高速道路があるので、高速道路を使ったものが何かできそうである。
(コ-ディネ-タ-)
- 市に対する要望や質問があれば
(Eさん)
- 博物館はそれなりに大きいし、展示品もあるが特別展が少ないし、広報活動も足りない。生涯学習が大事になってくるので、博物館活動の充実を図るべきではないか。
(Dさん)
- 駅とか人の多く集まる場所に市の掲示板を置いてもらいたい。
(Fさん)
- 参加してよかった。
- コンピュ-タ化を進めてもらいたい。
(Cさん)
- 情報提供が必要で、市が何をやっているのかを明らかにして、意見をいろいろともらうべきである。
(Bさん)
- 開発ではなくて、現状維持も必要なのかも知れない。イメ-ジが下がることがあっても、現状維持も重要である。
(Aさん)
- 今回の会議に参加してよかった。私たちの意見も取り入れてもらいたい。
(コ-ディネ-タ-)
- 意見の集約
- 皆さんの意見を聞いて、しっかりした考え方を持っていると感じた。
- 住む場所として、東京23区よりも流山のほうがいいという意見に、私としては多少驚いている。
- 情報にたいしての感度が高い。今日は皆さんの意見を聞くことができてよかった。
(事務局)
- ご苦労様でした。
- 今日の質問や意見について、事務局としてわかっていることについてここで答えておく。
- 情報についての意見が多かった。
(1)広報に力を入れている。
(2)自治会によっては回覧板の利用などもある。
(3)将来的には、CATVなどの利用も検討する。松戸のコアラテレビに平成10年度には出資する予定である。
(4)情報の提供と同時に情報の収集にも力を注ぎたい。 - 市民意見の取り入れについて
(1)市民参加にはいろいろな方法がある。自治会への参加や、公募による参加なども必要になってくる。
(2)市民の意見を聞きながら行政運営が図られる。 - 開発と現状維持について地域性によるものと考える。常磐新線沿線区域では、農地から宅地への土地利用が図られ、道路も整備され便利になる反面、交通量も増え、危険性もある。
- 博物館について常設展示と特別展示とがある。内容の充実に努める。
- 公共施設の申込みについてパソコンを利用するなどの方法を検討したい。
- 運動施設について
(1)校庭の開放の充実、余裕教室の再利用化などを検討したい。
(2)福祉関係でもお年寄りと児童、生徒の交流なども考えたい。 - 今日の会議について
(1)参考にさせていただく。長期構想の策定に当たっての参考にもしていくし、知恵をだして、地域の意見も聞いて、長期構想を策定したい。
(2)地区別のご意見を伺う場として、市内4地区でワ-クショップを開催するので、ぜひ参加してもらいたい。 - 本日はご苦労様でした。
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